腹筋が割れない人はこれを試して!効果的な「ドローイン」
2022年11月30日(水)17時0分 ココカラネクスト
無駄がなくわかりやすいと、筋トレマニアから大絶賛されている、筋トレ歴実に30年の筋肉博士こと山本義徳さんのYouTubeチャンネル「山本義徳 筋トレ大学」。
今回は、腹筋が割れないという方必見の、ドローインについてご紹介します。
【筋トレ動画】腹筋がなかなか割れないという方はこれを試してください。ドローインするだけで効き方が本当に変わります
ドローインというのは、体幹トレーニングの一種です。
お腹をへこませる時は、腹横筋という、腹筋の奥の方にある筋肉が使われます。
この腹横筋を鍛えることが、このドローインによって行えます。
では、ドローインをすると何が起こるのか。
まず一つは、腹圧が高まることです。
例えば、少し空気の抜けたタイヤをイメージしてください。
普通のタイヤは空気がいっぱいのため、パンパンですが、空気が抜けたタイヤはぶよぶよですよね。
ですが、ぶよぶよのタイヤであっても、どこか一つを圧迫すると、そこが細くなって、他がパンパンになります。
これがドローインです。
体内の状態が、全体的にぶよぶよであっても、お腹をへこめると全体的にパンパンになる。
つまり、ドローインをやって腹横筋を鍛えると、腹圧を高めることができるのです。
そうなると、他のトレーニングにも非常に有効になってきます。
腹筋をやる際にドローインを行うととても効果的です。
例えばミミズを思い浮かべてください。
ミミズは外側が強い筋肉で覆われていて、中身はほとんど水です。
このような仕組みを、静水力学的骨格といいます。
これは、ミミズは歩くときにくねらせていきますよね。このくねらすときに、ドローインのようなことをおこなうのです。
つまり、周りの筋肉を収縮させて、中の水圧を高くし、緩めると水圧も緩まる。そうすることで、前に進んでいる訳です。
腹筋をやるときもこれと同じです。
ドローインをすると、腹筋が細くなって伸びてきます。
他のトレーニングでいう、ストレッチをかけることができます。
腹筋を鍛える際に行うクランチでも、ドローインをしながらおこなうことで、キツさが一気に増してきます。
皆さん、ここまで、ドローインについて理解できましたでしょうか?
山本先生が説明するこちらの動画では、実際にドローインをしながら腹筋を行う様子や、ドローインの進化系とされる、ブレーシングについても紹介されています。是非ご覧ください。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー・トレーニング指導者。プロ野球選手などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。
2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数60万人を超える。