スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストはウエットに。初日は午前が太田、午後は小高が首位

2021年12月6日(月)20時32分 AUTOSPORT web

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の合同テストが12月6日、三重県の鈴鹿サーキットでスタートした。1日目は9時45分から2時間、14時から2時間の合計2セッションが行われ、午前はB-MAX RACING TEAMの50号車をドライブした太田格之進が、午後はTOM’Sの1号車をドライブした小高一斗がトップタイムをマークした。


 シーズンオフ恒例のスーパーフォーミュラ・ライツのテストだが、今回は14台が参加。1台をシェアするかたちで複数のドライバーがエントリーしているが、迎えた12月6日の走行初日は雨が降り、あいにくのウエットコンディション。コースオープン直後から、初参加のドライバーを中心にスピン等も相次いだ。


 そんななか、開始から28分ほどという10時23分、バックストレートで堤優威(Rn-sports)がストップ。このセッションで最初の赤旗中断となった。走行は10時32分に再開されたが、その後は雨が小康状態になりはじめ、タイムも向上。上位陣は2分06秒台から2分05秒台にタイムが上がった。


 その後はしばらく赤旗中断がないままセッションは進んだが、11時06分にヘアピン立ち上がりで小高一斗(TOM’S)がトラブルのためストップ。セッション二度目の赤旗中断となる。また、11時26分には野中誠太(RS FINE)がヘアピンアウト側でグラベルストップ。3回目の赤旗となった。


 少しずつコンディションが良化していくなか、1回目の走行は11時45分にチェッカーを迎えたが、まず最初の走行でトップタイムをマークしたのは、2021年にFIA-F4で5位だった太田格之進(B-MAX RACING TEAM)。今回、3台に名を連ねているが、まずは50号車をドライブしトップタイムを記録した。2番手には、今田信宏のB-MAX ENGINEERINGの4号車をドライブした松下信治がつけた。


 3番手には、2021年最終大会でシリーズに復帰した小高一斗(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)が続き、4番手にはFIA-F4のランキング6位の小出峻(B-MAX RACING TEAM)がつけた。コースアウトがあったものの、野中が5番手、初めてのSFL走行となった堤が6番手となった。


 14時からスタートした午後のセッションでは、セッション1ではTODA RACINGの2号車をドライブしていた木村偉織がB-MAX RACING TEAMの50号車をドライブ。太田格之進がB-MAX RACING TEAMの51号車、小出峻がTODA RACINGの2号車と、3名がシャッフルされた。またB-MAX ENGINEERINGの4号車には今田が乗り込んだ。


 変わらずウエットコンディションのなか行われたセッション2では、15時10分、200RのMuSASHiシケインで太田がトラブルのためストップし一度赤旗中断となるが、その後は赤旗はなく、午前のトラブルを解消し最後にタイムを上げた小高が午後の首位に。2番手に木村、3番手には野中がつけ、元嶋成弥(Rn-sports)が4番手。5番手は太田となった。


 あいにくのウエットとなった初日だが、FIA-F4出身ドライバーをはじめ、GT300で活躍するドライバーなども初めてスーパーフォーミュラ・ライツをドライブした若手はダウンフォースに驚いた様子。なおHFDPからF4を戦っていた木村、太田、小出は12月7日のセッション3は、再度マシンをシャッフルし参加するという。この日は武藤英紀や金石年弘などが彼らのドライブを見守っていた。


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
鈴鹿合同テスト 12月6日セッション1タイム











































































































































PosNoDriverTeam CarTimeLaps
150C太田格之進B-MAX RACING TEAMダラーラ320/スピースA412’05.66319 / 38
24B松下信治B-MAX ENGINEERINGダラーラ320/スピースA412’05.78712 / 22
31小高一斗TOM’Sダラーラ320/トムスTAZ-312’05.9466 / 21
451A小出峻B-MAX RACING TEAMダラーラ320/スピースA412’05.95126 / 38
535A野中誠太RS FINEダラーラ320/トムスTAZ-312’06.11814 / 30
611A堤優威ルーニースポーツダラーラ320/スピースA412’06.43512 / 30
72B木村偉織TODA RACINGダラーラ320/スピースA412’06.44313 / 36
837平良響TOM’Sダラーラ320/トムスTAZ-312’06.73410 / 32
936古谷悠河TOM’Sダラーラ320/トムスTAZ-312’06.75537 / 38
1010A元嶋成弥ルーニースポーツダラーラ320/スピースA412’06.8126 / 35
1152菅波冬悟B-MAX RACING TEAMダラーラ320/スピースA412’07.44016 / 29
1263平木玲次HELM MOTORSPORTSダラーラ320/東名TB14F3 20202’08.74026 / 29
1330B内田優大B-MAX ENGINEERINGダラーラ320/スピースA412’09.96819 / 27
1462平木湧也HELM MOTORSPORTSダラーラ320/東名TB14F3 20202’11.05420 / 23


天候:雨 路面:ウエット


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
鈴鹿合同テスト 12月6日セッション2タイム











































































































































PosNoDriverTeam CarTimeLaps
11小高一斗TOM’Sダラーラ320/トムスTAZ-312’05.57916 / 16
250B木村偉織B-MAX RACING TEAMダラーラ320/スピースA412’05.84320 / 42
335A野中誠太RS FINEダラーラ320/トムスTAZ-312’06.00537 / 37
410A元嶋成弥ルーニースポーツダラーラ320/スピースA412’06.10116 / 18
551C太田格之進B-MAX RACING TEAMダラーラ320/スピースA412’06.27220 / 23
652菅波冬悟B-MAX RACING TEAMダラーラ320/スピースA412’06.28931 / 36
736古谷悠河TOM’Sダラーラ320/トムスTAZ-312’06.54545 / 45
82A小出峻TODA RACINGダラーラ320/スピースA412’06.55418 / 37
911A堤優威ルーニースポーツダラーラ320/スピースA412’06.87529 / 32
1037平良響TOM’Sダラーラ320/トムスTAZ-312’07.14240 / 43
1130B内田優大B-MAX ENGINEERINGダラーラ320/スピースA412’08.43913 / 27
124A今田信宏B-MAX ENGINEERINGダラーラ320/スピースA412’08.71925 / 32
1363平木玲次HELM MOTORSPORTSダラーラ320/東名TB14F3 20202’09.2308 / 20
62平木湧也HELM MOTORSPORTSダラーラ320/東名TB14F3 2020No Time


天候:雨 路面:ウエット

太田格之進と小出峻(B-MAX RACING TEAM)
野中誠太(RS FINE)
堤優威(Rn-sports)
元嶋成弥(Rn-sports)
小出峻(TODA RACING)
菅波冬悟(B-MAX RACING TEAM)
古谷悠河(TOM’S)
平良響(TOM’S)
木村偉織(TODA RACING)
平木湧也(HELM MOTORSPORTS)
HELM MOTORSPORTSから参加した平木玲次と平木湧也
内田優大(B-MAX ENGINEERING)
DRAGONと話し込む武藤英紀

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