来季シートをかけた“大一番”か。KCMGからテスト出走の福住仁嶺「僕も良い仕事がしたい」

2023年12月6日(水)15時42分 AUTOSPORT web

 三重県の鈴鹿サーキットで12月6日に始まった全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同/ルーキーテスト。例年と同じく、今年もレギュラーシーズンとは異なるチームから参加しているドライバーが多い。その中で、Kids com KCMGの18号車で2日目のテストを担当する福住仁嶺は、初めてトヨタエンジンを使用するチームから参加することとなった。


 2023シーズンにITOCHU ENEX TEAM IMPULでレギュラーシーズンを戦っていた関口雄飛と18号車のシートをシェアする形で、福住は12月7日の2セッションを担当する予定だ。福住は6日朝からKCMGのウェアを着て、同チームのピットでテストの模様をチェックしていた。


 福住に関しては、来季のスーパーGTでトヨタ陣営に移籍するのではないかという報道が一部では出ている。先日行われたホンダレーシングサンクスデーでも、最後に福住と大湯都史樹を囲んで写真撮影をしているところを見ると、彼がホンダ陣営を離れる可能性は高そうだ。その流れで、スーパーフォーミュラもトヨタエンジンを使用するチームから参戦するのではないかと思われるが、テスト初日の昼のインターバルに当の本人に聞くと「まだ何も決まっていないです……」とのこと。


 その表情を見る限り、実は決まっているけど具体的に話せないのではなく、本当にシートが決まっていなという様子だった。


 今回KCMGからテストに参加することについては「僕は明日しか走らないですけど、まずは乗れるチャンスをいただけたので、しっかりと良い仕事をしたいなと思っています。こうやって違うチームで走らせてもらえることに関しては、こういう機会を作っていただいた方々に感謝したいですし、とにかく早く走りたいですね」と福住。


 そんななか、初日午前中のセッション1では、シートをシェアする関口が2番手以下を0.4秒引き離すトップタイムを記録した。


「関口選手もチームが変わったなかで良いタイムを出していました。僕も良い仕事がしたいなと思っています。ちょっと慣れないといけないところがたくさんあると思うし、いつもと違う部分をしっかり考えながら走らないといけないと思います。もちろんリザルトも大事だと思っていますが、とにかく自分の中で良い仕事ができるようにしたいです」と福住。最後まで浮かない表情をしていたのが印象的だった。


 今季はポイントを獲得するなど、上位に食い込む走りをみせた福住。来季のシートをかけて、明日は勝負の1日となりそうだ。

AUTOSPORT web

「テスト」をもっと詳しく

「テスト」のニュース

「テスト」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ