2023年もスーパーフォーミュラ・ライツにHFDPから2名が参戦。木村が2年目、小出が初年度に挑む

2022年12月12日(月)18時38分 AUTOSPORT web

 12月12日、ホンダは東京都港区のHondaウエルカムプラザ青山で2023年のモータースポーツ活動計画について発表会を行い、このなかで二輪ライダー/四輪ドライバー育成についての活動を発表した。四輪ではホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)としてFIA-F4、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に育成シートを用意。スーパーフォーミュラ・ライツには木村偉織、小出峻のふたりが参戦することになった。


 HFDPはホンダのドライバー育成プログラムで、FIA-F4、スーパーフォーミュラ・ライツ、さらにはヨーロッパのフォーミュラカテゴリーに育成シートが用意され、ホンダ・レーシングスクール(HRS)を卒業したドライバーたちのトップカテゴリーへの成長をサポートしている。


 2022年からHFDPでは、スーパーフォーミュラ・ライツでTODA RACING、B-MAX RACING TEAMにそれぞれHFDPカラーの車両を用意し戦っているが、2023年はTODA RACINGから2022年FIA-F4王者の小出が参戦。B-MAX RACING TEAMからは木村が2022年に続き参戦することになった。ふたりはSRS(現HRS)の同期で、2021年にFIA-F4でもともに戦っている。


「2022年はFIA-F4に参戦し、納得ができるシーズンだったとは思いますが、課題もありましたし、学ぶこともいろいろありました。今季はリザルトもついてきたのですが、その過程で成長することもできたと思います」というのは、スーパーフォーミュラ・ライツ初参戦となる小出。すでに鈴鹿での合同テストでも、そのスピードに慣れはじめ、3回目の走行では2番手につけた。


「しっかり今年学んだことを活かし、FIA-F4のチャンピオンであることをライツ、そしてGT300で発揮していきたいですね。求められるのは一年目でもチャンピオンを獲って欲しいということだと思うので、来季はその目標を掲げ、FIA-F4、ライツと2年連続チャンピオンを目指していきたいです」


 そして木村はB-MAX RACING TEAMでの2年目を迎えることになるが、参戦1年目は3勝を飾ったものの、アクシデント等で無得点に終わるレースもあり、ランキングは3位につけたが本人は納得がいっていないシーズンだったよう。


「スーパーフォーミュラ・ライツでの2年目となりますが、初年度の今季は専有走行までの速さをなかなか結果に結びつけられなかったのが課題です。点数をつけるならば30点です。納得がいかないシーズンでした」と木村。


「来シーズンは2年目ですし、何を期待されているのかを十分理解しているつもりです。そのシーズンに向けていかに準備できるかが大事だと思っています」


 木村は2023年、スーパーGTには出場せず、ライツのみに集中し戦っていく。「スーパーGTも乗りたかったのは本音ですが、フォーミュラはドライバーの評価として今後のステップアップに繋がりますし、フォーミュラしかやらないことを前向きに捉え、集中していきたいです。結果を残し、スーパーGTにはGT300ではなく、GT500で戻ってきたいですね」


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
HFDPドライバー参戦体制


50 木村偉織 B-MAX RACING TEAM
2 小出峻 TODA RACING

2022FIA-F4選手権 第5戦富士を制した小出峻(HFDP RACING TEAM)
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでTODA RACINGの2号車をドライブした小出峻
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでB-MAX RACING TEAMの50号車をドライブした木村偉織
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでTODA RACINGの2号車をドライブした小出峻

AUTOSPORT web

「青山」をもっと詳しく

タグ

「青山」のニュース

「青山」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ