トップチームデビュー戦でCL初ゴール！　マンCの20歳MF「すべてが非現実」

　マンチェスター・シティに所属するイングランド人MFマイカ・ハミルトンが、トップチームデビュー戦でのチャンピオンズリーグ（CL）初ゴールを振り返った。

　CL・グループG第6節（最終節）が13日に行われ、マンチェスター・シティはツルヴェナ・ズヴェズダと対戦。すでに首位でのグループ突破を決めていた昨季の大会王者は若手を多数起用するなど、大幅なターンオーバーを敢行しながら、3−2で勝利を収め、無傷の6連勝でグループステージを終えた。

　この試合に先発出場を果たし、トップチームデビュー戦を飾ったハミルトンは、19分に細かいステップから縦へ仕掛け、右足を振り抜き先制点をマーク。さらにチーム3点目につながるPKを獲得するなど、フル出場で勝利に大きく貢献した。

　欧州サッカー連盟（UEFA）の公式サイト『UEFA.com』によると、2017年9月のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス（現アーセナル）、2021年9月のイングランド代表MFジャック・グリーリッシュに続いて、ハミルトンはCLデビュー戦でゴールを決めたマンチェスター・シティ史上3人目の選手になったという。

　また、データサイト『OPTA』によると、20歳30日のハミルトンはイングランド人選手としては5番目に若い選手としてCLで得点を決め、2017年9月のFWマーカス・ラッシュフォード（19歳316日）以来の最年少記録になったことも伝えられている。

　記念すべき1日となったハミルトンは試合後、イギリスメディア『TNT Sports』で「正直に言うと、どのように言葉にしたらいいかがわからない。すべてが非現実的なんだ。試合はもちろん、ゴールも皆が見ていたし、何をすればいいかわからなかったよ」と振り返りながら、次のように続けた。

「彼（ジョゼップ・グアルディオラ監督）は僕を右ウィングに置いたけど、僕にとっては違うことだった。そこで実際にプレーしたことはなかったからね。でも、僕はそれが挑戦だと思って、それを受け入れて、すべての瞬間を楽しむことができた」

「監督はトレーニングに参加する機会を与えてくれていて、今日は試合にも出場させてくれた。最高の選手たちとプレーすることで常に成長できるものだ。これは間違いなく、始まりに過ぎない。ここからがスタートだ。悪くはなかったと思う。すべてが非現実的で、まだ飲み込めていない。家にいる皆が見てくれていると思うよ」

　また、クラブ公式サイトによると、グアルディオラ監督も試合後にハミルトンについて言及。「なんというゴールと試合だっただろう。彼のことをとても嬉しく思う。とてもいいトレーニングをしていて、技術も見せてくれていた。素晴らしいゴールを決めたし、守備面でもアグレッシブだった」と賛辞を送っている。