ドジャース移籍の決め手を告白! 大谷翔平が入団会見で語ったFA交渉への想い「僕にとっては勝つことが一番」

2023年12月15日(金)8時43分 ココカラネクスト

ロバーツ監督(左)との2ショットを撮った大谷(右)。(C)Getty Images

 実に“らしい”挨拶だった。

 現地時間12月14日、今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となり、ドジャースへの移籍を決めた大谷翔平が入団会見を実施。10年総額7億ドル(約1015億円)という「超」が付く巨額契約を結んだ胸中を明かした。

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 公の場で口を開くのは、今年8月9日以来、約4か月ぶりだった。ドジャーブルーを印象づける濃紺のスーツで登場し、会見中に真新しい背番号17のユニホームに身を包んだ大谷は、集まった大勢の記者陣の前で開口一番に「最初にこのような機会をいただき、選手としての自分を信じてくださったロサンゼルス・ドジャースのチーム、とくにマーク・ウォルター、アンドリュー・フリードマン、スタン・キャステン、ブランドン・ゴームズ、デーブ・ロバーツ。この5人には本当に感謝しています」と挨拶。そして、「そして、自分にメジャーリーガーとして最初にチャンスを下さったエンゼルスの皆さん。本当に振り返っても素晴らしく、大切で、忘れられない6年間、そんな思い出をくださってありがとう」と続けた。

 そして、「また今回のFAで本当に多くの方と話をさせてもらいました。他の球団の方々を含めて、本当に感謝を申し上げます」とFA交渉を通して携わった他球団の関係者への感謝を述べた大谷は、「明確な勝利を目指すビジョンと豊富な歴史を持つドジャースの一員となれることを嬉しく思うと同時に、今凄く興奮しています」と心境を明かした。

 質疑応答において、ドジャースを選んだ理由について問われた大谷は、「ドジャースに『お願いします』と伝える前の日の夜に決めました」と吐露。そして、こう続けた。

「本当に交渉をさせてもらったすべての球団の皆さんと話して、本当に素晴らしかったです。ただ、どの球団と話しても『イエス』と答えられる球団は一つしかない。そこに対して、自分がプレーしたいと思える気持ちに素直に従いました」

 さらに「僕にとっては勝つことが一番」とも話した大谷。古巣エンゼルスはもちろん、さらに交渉に臨んだ他球団を慮り、交渉に携わった関係者への感謝を述べた偉才の表情は、充実感に満ちていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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