原巨人 新「勝利の方程式」確立へ キューバの剛腕獲得で追い込まれる「選手の名前」

2022年12月23日(金)13時55分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人が獲得調査を進めていた米大リーグ・メッツのヨアン・ロペス投手(29)が21日(22日)、メジャー枠を外れて自由契約となった。

 ロペスをめぐっては、全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ氏発信のツイッターで前日に「NPBの読売ジャイアンツ1年契約を結んだ」と記されていたが、これで実際に契約にも支障がなくなった形となる。

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 最速160キロを誇るリリーフ右腕に関しては、同じキューバ出身でヤンキースで活躍、剛腕で知られた先輩になぞらえ「右のチャップマン」といわれるほど、素質の高さが認められている。

 15年にダイヤモンドバックスと契約、18年にメジャーデビューを果たした。メジャー通算121試合に登板し、3勝8敗、防御率4・39の成績。19年にはすべてリリーフとして70試合登板したタフさも魅力となっている。190センチ、94キロと恵まれた体格から繰り出される平均150キロ超の速球とスライダーのコンビネーションが持ち味となっている。今季は開幕直前にメッツと契約、出場は8試合だった。

 チームにとってはV奪回へ向け、ブルペン強化が急務となっていた。今季不振に陥ったチームでは昨季勝利の方程式を務めた、デラロサ、ビエイラ、中川がそろって不振や故障に陥ったことも失速を招く要因になったとも指摘されている。

 これでロペスが獲得となれば待望の「大勢につなぐ男」として、勝利の方程式確立の期待もかかる。

 一方、ブルペンでは生き残りを賭けた戦いが加速しそうだ。

 「今季は腰痛などもあり、出てこれなかった中川も2年ふいにするようだと立場が厳しくなってくる。来季は巻返しが必要となりそうです」(放送関係者)

 昨季は58試合に登板、防御率2・47と安定した成績を残した。首脳陣からの信頼も厚いタフネス左腕も、今季はコンディション不良で1試合も登板が叶わなかったとあって、来季は勝負の年となりそうだ。

 またアピールが必要となりそうな投手もいる。

 「侍ジャパンとの強化試合で叱咤された畠、鍬原、今季は不振だった鍵谷なども結果が求められそうです」(同)

 11月6日に行われた巨人と侍ジャパンとの強化試合、指揮官が厳しい目を向けたのは終盤のリリーフ陣の投球内容にもあった。

 9回に8番手として登板した鍬原は塩見と村上にそれぞれ1発ずつ献上、WBC本戦を意識したタイブレーク練習に入って打ち込まれた畠に対して「よみうりランド(ジャイアンツ球場)で何を練習しているのか」とピシャリ。当時、秋季練習中だった2人に巻き返す姿勢が見られないと厳しく断罪したのだ。

 オフに入ってからは外国人選手獲得のニュースが続く巨人だが、現有戦力の底上げも当然必須となる。新勝利の方程式の行方も引き続き、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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