「そこを我慢できれば、オスナになれる」巨人の新外国人に球界OBから早くも突きつけられた「課題」とは

2022年12月23日(金)16時30分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 プロ野球では今オフも、各球団が新戦力を獲得など、来季へ向けた補強を進めている。新外国人選手の情報も数多く伝えられてきている中、巨人が獲得調査中のルイス・ブリンソン外野手(28=前ジャイアンツ)が注目を集めている。

 ブリンソンはMLBでブルワーズ、マーリンズ、ジャイアンツでプレーし、今季はジャイアンツで16試合に出場し、打率・167、3Aで87試合22本塁打を記録。巨人とは合意間近とも報じられており、新たな助っ人外国人として期待が高まっている。

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 メジャー通算28本塁打の実績を持ち、右投げ右打ち、中堅の守備も高く評価されていることからも、ペナント奪還を目指す巨人にとって、入団決定となれば攻守で頼れる存在となるはずだ。

 また、球界OBの1人もブリンソンのスキルを称えており、その一方でいくつかの克服すべき「課題」もあると指摘している。

 現役時、大洋(現DeNA)や日本ハムでプレーし、現在は野球評論家として活動する高木豊氏がYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』の12月22日配信となった「【新外国人情報】巨人がロペスの獲得!更に万能外野手のブリンソンを調査!ソフトバンクがアストゥディーヨを獲得!高木が見た両外国人の評価とは…」において、ブリンソンの特徴について語っている。

 高木氏は「体型がいい。動けるよ」「能力的には凄い高い感じがするよね」とブリンソンを絶賛。さらに「パンチ力はあるし体型も細身、良いと思うよ」と続け、「20本は確実に打つよな」と太鼓判を押した。

 獲得できれば、走攻守で大きな戦力となると認める高木氏だが、ブリンソンが日本の野球にアジャストできるかのポイントについても言及。「フォークだとかスプリットだとか、手元に来てスッと沈む球の対応がきくかどうか」と。した。その上で「(スイング時の)右手の動きが強い。右肩が出てくる傾向がある」と具体的にフォーム上の特徴を踏まえ、打撃面での不安要素を挙げた。

 課題はありながらも「そこが我慢できれば結構打つと思うよ」と高木氏。「ヤクルトのオスナとかサンタナはそういうのに適応して日本で長くやるきっかけを掴んだ」とリーグ連覇の原動力となり、ポストシーズンでも大暴れした、ヤクルトの両助っ人の名前をあげながら、日本でのブレイクを期待した。

 また高木氏は、ブリンソンが加わった場合の巨人外野手陣にも触れ、今季日本で活躍したウォーカーと比較した上で「守備とか総合的に言えば絶対こっち(ブリンソン)だよ」と身体能力の高さを強調した。

 V奪回を目指す巨人にとって、助っ人の活躍がチーム浮沈のカギを握るともいわれるだけに今後の動きにも注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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