“師弟対決”はランパードに軍配! チェルシー、ウィリアン2発でトッテナム撃破

2019年12月23日(月)3時28分 サッカーキング

冷静にPKを沈めるウィリアン [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第18節が22日に行われ、トッテナムとチェルシーが対戦した。

 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督にとっては、就任後初となる古巣チェルシーとの対戦に。チェルシーのフランク・ランパード監督は現役時代、モウリーニョ監督の下で公式戦通算215試合に出場しており、“師弟対決”の実現は大きな注目を集めた。

 試合が動いたのは12分、アウェイのチェルシーが左サイドのショートコーナーから先制する。キッカーを担当したウィリアンは、マテオ・コヴァチッチからのリターンパスを受け取ると、中央へカットインしてシュート。強烈な一撃は、弧を描いてゴール右下隅へと吸い込まれた。

 前半アディショナルタイム2分、トッテナムのGKパウロ・ガッサニーガが、エリア内でマルコス・アロンソに対するハイキックを見せ、VAR(ビデオ審判)の介入によってチェルシーがPKを獲得。キッカーを務めたウィリアンは、ゴール右下隅へ冷静に流し込んだ。

 後半に入ってトッテナム支配の時間が増える中、チェルシーは55分にカウンターの流れから決定機を迎える。M・アロンソがエリアの外から左足を振り抜き放った強烈なシュートは、ガッサニーガに阻まれるが、こぼれ球をタミー・アブラハムが押し込みネットを揺らす。しかし、オフサイドでゴールとはならなかった。

 トッテナムは2点を追う中、62分にソン・フンミンが退場処分となり、数的不利を強いられることに。ソンはバランスを崩して仰向けに倒れた際、立ち上がろうとして振り上げた足が近くにいたアントニオ・リュディガーに激突。これがVARのレビューによって危険行為とみなされ、一発レッドカードとなってしまった。

 トッテナムが決定機を作れないまま試合は終了。ランパード監督がジョゼ・モウリーニョ監督との“師弟対決”を制した。チェルシーは第15節アストン・ヴィラ戦以来3試合ぶりの勝利を飾り、トッテナムは第15節マンチェスター・U以来3試合ぶりのリーグ戦での黒星を喫した。次節、トッテナムはホームでブライトンと、チェルシーはホームでサウサンプトンと対戦する。

【スコア】
トッテナム 0−2 チェルシー

【得点者】
0−1 12分 ウィリアン(チェルシー)
0−2 45+4分 ウィリアン(チェルシー)

【スターティングメンバー】
トッテナム(4−2−3−1)
ガッサニーガ;オーリエ、D・サンチェス、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン(74分ローズ);ダイアー(46分 エリクセン)、ムサ・シソコ;ルーカス・モウラ(74分エンドンベレ)、デレ・アリ、ソン・フンミン;ケイン

チェルシー(3−4−3)
ケパ;ズマ、トモリ、リュディガー;アスピリクエタ(80分R・ジェームス)、カンテ、コヴァチッチ(68分ジョルジーニョ)、M・アロンソ;ウィリアン、マウント、アブラハム(80分バチュアイ)

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