羽生結弦、紅白ゲスト審査員へ スポーツ各紙は「審査員10人」をどう報じたか

2022年12月27日(火)17時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 大みそかの風物詩といえば、言わずと知れたNHKの紅白歌合戦。今年も豪華出演陣が歌とステージングで激動の2022年を締めくくります。

 そしてもう一つの楽しみが、これまたビッグネームがズラリのゲスト審査員。今年は下記の10人がジャッジを展開します。

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【ゲスト審査員】
芦田愛菜(俳優)
黒柳徹子(俳優)
西村宏堂(アーティスト・僧侶)
羽生結弦(プロスケート選手)
坂東彌十郎(歌舞伎俳優)
福原遥(俳優)
松本潤(俳優・歌手)
村上宗隆(ヤクルト)
森保一(サッカー日本代表監督)
吉田都(新国立劇場舞踊芸術監督)

 ネットメディアの関係者が言います。

「10人があまりにビッグネーム過ぎて、いわば『渋滞』を起こしている状況です。ここで注目すべきは、この『ゲスト審査員10人発表』というニュースを、スポーツ各紙はウェブで『誰メイン』で報じたかという視点です。音楽、野球、サッカーの『専門メディア』が、そのジャンルの人間をトップで記事にするのは当然のこと。一方で、それらを総合的に扱うスポーツ紙が『誰メイン』なのかは、意識して、あるいは無意識に『格』を示していることになります。時代の空気を最も表していると言えるでしょう」

 ということで、測定してみました。対象は朝刊スポーツ6紙プラス東京スポーツの計7紙。ネット速報&翌日の紙面において、記事が『誰メイン』なのか、本数を調べてみました(見出しに複数名の場合は、一番先に出てくる人をカウント)。

 すると結果は…。

<1>羽生結弦 7本
<2>松本潤 6本
<3>森保一、村上宗隆、西村宏堂 2本

 羽生が10人の中でもナンバーワンに躍り出たのです。

 これにはスポーツ紙のデスクも驚きを口にします。

「カタールW杯における日本代表の大健闘も記憶に新しい中、森保監督が紅白に出るニュース性が最も高いと思っていました。村上選手にしても、『村神様』で流行語大賞を受賞した直後ですから、ニュース性は十分です。多くのファンを抱える松本潤の報道が手厚くなるのも自明のこと。それら全てを凌駕して、各社が報じる上で『まずは羽生』と判断したことは、特筆すべきことでしょう」

 ちなみに各紙の「ゲスト審査員」報道の中でも、際立っていたのが東スポの下記の記事でした。

「紅白審査員に『ちむどんどん』黒島結菜の名前なし」

 朝ドラのヒロインとしてNHKの「顔」を務めながらも、「10人」に選出されなかった悲哀を速報したのです。すると、すかさずデイリーがこんな記事を。

「紅白、黒島結菜が出演へ 審査員ではなく三浦大知と共演 ちむどんファン、ホッ」

 出演陣以外にも興味が注がれそうな今年の紅白。これでは曲間といえど、なかなかトイレに行けそうにはありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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