野球界オフの助っ人事情 前日ハム ポンセ楽天移籍でクローズアップされる「成功の条件」とは

2023年12月27日(水)13時27分 ココカラネクスト

今オフ、ソトのロッテ移籍も注目を集めた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 12月26日、楽天球団は前日本ハムのコディ・ポンセ投手と契約合意したことを発表した。

 球団を通じてポンセは、「日本でのジャーニーを続けるチャンスをイーグルスに与えていただき、とても感謝していますし、興奮しています。少しでもたくさん投げて、チームの勝利に貢献できるよう頑張ります」とコメント。

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 ポンセは2022年に来日、日本球界1年目のシーズンにノーヒットノーランを達成したことも話題を呼んだ。今季は開幕を故障で出遅れたものの、夏場以降チームに合流し、4勝をマークしていた。

 楽天にとってもこの補強は大きい。来季は抑えの松井裕樹がメジャー移籍することを受け、則本昂大が後ろに回ることが決定。しっかりと試合を作れる大型右腕の加入で先発ローテ—ションの充実を図る。

 そして、ポンセの例からもわかるように今オフも各球団助っ人のシャッフル、移籍が活性化している。ロッテでは過去、本塁打、打点王に輝いた元DeNAのネフタリ・ソトを獲得。本塁打王に輝いたグレゴリー・ポランコの残留も決定、強力打線形成が期待されている。

 巨人も阪神でクローザー経験を持つカイル・ケラーをこのたび、獲得。ブルペン強化が課題となる中、今季27試合に登板、防御率・1・71と安定した右腕がどんな活躍を示すのか。

 近年はオフの風物詩ともなっている、助っ人たちのシャッフル。裏を返せば、それだけ日本で活躍できる優良助っ人は貴重だという側面もある。

 日本球界に合流した投手はまずクイックモーションでの投球対応や制球力の整備が求められる。野手においては日本の投手陣の変化球対応に悩まされることも多く、なかなか開幕当初から安定した力を発揮できる選手も少ないのが現状だ。

 となれば、すでに他球団で実績を残している選手に目が向くのが自然の流れ。今オフ移籍した助っ人たちが新天地で果たしてどんなパファーマンスを見せてくれるのか。楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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