ジェズス不在もなんのその! エンケティア、先発したホーム公式戦は11試合で11得点

2022年12月27日(火)9時58分 サッカーキング

ホームに強いストライカーのエンケティア [写真]=Getty Images

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 アーセナルに所属しているイングランド人FWエディ・エンケティアは、本拠地「エミレーツ・スタジアム」で先発した過去11試合で11ゴールを挙げる活躍を見せている。

 プレミアリーグ第17節が26日に行われ、アーセナルはホームにウェストハムを迎えた。試合は前半にPKで失点し、1点ビハインドでハーフタイムに突入したものの、後半に入ると攻撃陣が躍動。53分にイングランド代表MFブカヨ・サカ、58分にブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリがゴールを挙げ、逆転に成功した。69分にはエンケティアがノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアからのパスをペナルティエリア内で引き出すと、巧みなターンから右足でゴールネットを揺らし、勝負を決定付ける3点目をマーク。試合はこのまま終了し、アーセナルがFIFAワールドカップカタール2022の中断期間明け1発目の試合を白星で飾っていた。

 この試合、最前線に入ったエンケティアには大きな注目が集まっていた。今シーズン、最前線のポジションには新加入のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが君臨。プレミアリーグ全14試合にスタメン出場し、5ゴール6アシストとチームに貢献していた。しかし、ジェズスはブラジル代表として参加したカタールW杯で右ひざを負傷。手術を受けることを余儀なくされ、長期離脱が決まっていた。“エースストライカー”の不在が懸念される中、代役を務めたエンケティアがその不安を一蹴。ストライカーらしく、ゴールという結果で自身の価値を証明して見せた。

 昨シーズンの最終盤から徐々に先発出場の機会を増やしたエンケティアだったが、昨季と今季ここまでの公式戦で、本拠地「エミレーツ・スタジアム」でスタメン出場した公式戦はわずか11試合となっている。だが、エンケティアはその11試合で11ゴールを記録。昨季のプレミアリーグでは、本拠地開催の3試合にスタメン出場して3ゴールを挙げた。さらに、カラバオ・カップ(EFLリーグ・カップ)では、スタメン出場したホーム戦3試合で5ゴールをマーク。今季はここまでホーム開催のヨーロッパリーグ3試合に先発出場して1得点、カラバオ・カップでは1試合にスタメン出場して1ゴール、さらにプレミアリーグ初先発となったウェストハム戦でも得点を決めた。先発した11試合で11得点を挙げており、“ホームに強い”というデータが証明されている。また、データサイト『Opta』によると、エンケティアは16本のシュートで11ゴールを挙げているという。

 ジェズスの離脱期間は3カ月程度と見られており、今季の最終盤まで戦列には戻ってくることができないと予想されている。冬の移籍情報で新たなストライカーがクラブにやって来る可能性も低くはないが、アーセナルが2003−04シーズン以来19シーズンぶりの優勝を目指すには、エンケティアの“覚醒”が必要不可欠となるだろう。

サッカーキング

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