「切り裂きジャック」の顔が彫られた杖が見つかる! 当時の警察官が作成、数年間行方不明に

2023年1月6日(金)14時0分 tocana


 19世紀にイギリスの首都ロンドンを恐怖に陥れた連続殺人鬼、切り裂きジャック。真犯人は21世紀になった今でも不明とされている。だが、そんな切り裂きジャックの顔を想像して描かれた似顔絵や彫刻などは多数存在している。先日、切り裂きジャックの顔をイメージして作られた19世紀の貴重な彫刻が数年ぶりに見つかったというニュースが報じられた。


 プレスリリースによると、問題の切り裂きジャックの彫刻は1888年にロンドン警視庁のフレデリック・アバーライン警視正が事件の捜査を終えた際に、同僚から贈られた杖の頭に彫られたものであったという。切り裂きジャックの顔は当時も判明していなかったが、この顔はおそらく犯人を目撃した人々の証言に基づいて作成されたとみられている。イギリス国内では奇妙な偶然ではあるが、ホラー映画『ソウ』シリーズの主役にどこか似ているという意見もあるようだ。


 この彫刻は以前はブラムシル警察職員学校に展示されていたが、2015年に建物が閉鎖された際に行方不明となってしまっていた。幸いなことに、この彫刻が施された杖は、実録犯罪の貴重な記念品を調達しようとした窃盗犯によるものではなく、閉鎖された施設の資料が英国警察大学に移された際に置き忘れられたにすぎなかったようだ。12月に同校の職員が資料の整理をしていたところ、この杖を偶然発見したという。


 この杖は再び展示される予定で、当時の人々が想像した切り裂きジャックの不気味な顔が多くの人の前にお目見えする日も近いと思われる。


参考:「Coast to Coast AM」


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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