ヤバすぎる世界最強の「バイオハザード・コーヒー」1杯あたり928mgのカフェインを含むコーヒーは「無敵感を引き起こす可能性がある」

2024年1月14日(日)12時0分 tocana

 市販されている中で最もカフェイン濃度が高いコーヒー「バイオハザード・コーヒー」が話題だ。1カップあたり928mgのカフェインは、成人1日の推奨摂取量の2倍以上である——。


■ここ一番で飲みたい「世界最強のコーヒー」


 作業中にどうにもヤル気が出ないという時、席を立ってコーヒーサーバーに向かったり、あるいは冷蔵庫のエナジードリンクに手を伸ばしたりする向きも少なくないだろう。


 もちろんカフェインの効能を期待してのことだが、どうせ飲むなら高濃度のカフェインが含まれている飲料を選びたくなる気持ちも理解できる。では最もカフェイン濃度が高いコーヒーとはどれなのか。


「世界最強のコーヒー」の称号は、過去10年間にわたってさまざまなブランドに与えられてきた。2012年にはカフェイン含有量200%を約束する「デス・ウィッシュ(Death Wish)」が登場し、その後の2016年、12オンスのカップあたり702mgのカフェイン含有量を誇る「ブラック・インソムニア・コーヒー(Black Insomnia Coffee)」がコーヒー好きの注目を集めた。


 しかしその直後に発売された「バイオハザード・コーヒー(Biohazard Coffee)」は1カップ(12オンス)あたりのカフェイン含有量は928mgで一般に購入できる「世界最強のコーヒー」としての地位に君臨することになった。


 アメリカ食品医薬品局(FDA)は、心臓病などの疾患のない成人に対して、1日あたりのカフェイン摂取は最大400mgまでに留めることを推奨している。また約1200mgのカフェインを一度に摂取すると、発作などの中毒様症状を引き起こすのに十分であるとも警告している。


 12オンスのカップあたり928mgのカフェイン含有量がある「バイオハザード・コーヒー」はたった1杯で1日の推奨量の2倍以上を摂取することになり、特に身体がカフェインに慣れていない者にとっては間違いなく注意が必要な飲み物だ。ちなみにマクドナルドの16オンス(473ml)のコーヒーのカフェインは約150mgである。


「バイオハザード・コーヒー」を販売するバイオハザード社の共同創設者、ヨナタン・ピハソフ氏は、世界最強のコーヒーの開発について「味を犠牲にすることなく、長い一日に十分なエネルギーを与えたかった」と語る。


「高いエネルギーレベルを約束するひどい味のコーヒーを何度も飲み続けた後、私たちはそれを自分たちの方法で摂取することにしました。私たちは自発的に起業する人、長い一日を過ごす親、大学院生、1日18時間労働する人々など、他のすべての人々のことを考えました…どうすればすべての人にとってこの状況を改善できるでしょうか?」(ヨナタン・ピハソフ氏)


 その答えこそがまさにこの「バイオハザード・コーヒー」ということになる。ここ一番の活力を得たい時にこの1杯で俄然ヤル気が復活しそうだ。



■「無敵感を引き起こす可能性がある」


 商品パッケージの警告では、消費者に向けて「このコーヒーにはバリスタが通常提供するコーヒーの4倍、12オンスあたり928mgのカフェインが含まれている」ことに加え、「過剰な生産性、不眠不休、折に触れて無敵感を引き起こす可能性がある」という効能をアピールしている。


 ここ一番で踏ん張りたいときに頼もしい味方となってくれる飲み物ということになるが、ある人はSNSで「警告はもう少し強く警戒を促すべきだと思う」とコメントしている。


 また缶コーラを飲むだけで一晩中眠れなくなるようなカフェイン過敏症の者にとって「これは悪夢のようだ」とのコメントもある。


 ちなみにエナジードリンクにも多くのカフェインが含まれているが、コーヒーと違いタウリンなどの興奮剤も含まれている。


 バイオハザード社は「このコーヒーは気の弱い人向けではない」と指摘し、「高い耐性を築いてから当社のコーヒーを使用し、注意して使用すること」を推奨している。


 飲食物など身体に取り込むものには適量があり、自然由来の物質でも摂取量によっては毒にも薬にもなるものだ。安全な摂取の仕方をよく確かめてからエクストリームな飲食体験を楽しみたいものである。



参考:「Oddity Central」ほか

tocana

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