ジャンカラ屋上に「ジャン〇ラで歌うよりスマホで歌お」 カラオケアプリの挑発広告にネット騒然→どういうつもり?運営会社に聞く

2024年1月17日(水)17時0分 Jタウンネット

ジャンカラ梅田芝田町店の屋上に設置されている広告があまりに挑戦的だと話題になっている。

関西を中心に180店舗近くを構える大手カラオケチェーンの上に掲げられたのは——コイツだ。

「ジャン〇ラで歌うよりスマホで歌お 無料カラオケアプリ UTAO」

はい、喧嘩です。完全に喧嘩です。

カラオケアプリ「UTAO」はコロナ禍をきっかけに登場したサービス。高音質な音源で、「いつでもどこでも何度でも」カラオケができるというものだ。しかも無料。

それが、その場所に行って、お金を払わなければ楽しめないカラオケボックスの上に広告を出し、伏字とはいえ名指しで「ジャン○ラより」なんて......。

あからさますぎる挑発にXユーザーはザワつき、こんなコメントが寄せられた。

「ケンカ売ってて草」
「よくこの広告通ったなww」
「煽ってるねー」

ジャンカラはこの広告をどう思っているのか。Jタウンネット記者は2023年12月11日、ジャンカラを展開するTOAI(京都市中京区)に話を聞いた。

強調された「対立構造」

取材に応じてくれたのは、デジタル戦略部・UTAO事業エキスパートの中田優作さん。

......ってあれ? UTAOだと!?

そう、実はジャンカラを挑発したスマホアプリ「UTAO」は、TOAIがリリースしているアプリ。つまり、自作自演の挑発広告だったのだ。

なぜ、そんなことをしたのか。広告を考案した中田さんは「交差点で信号を待っていて、ふと目にした際にクスっと笑える『違和感』があるもの」を目指したと語る。

「ジャンカラ梅田芝田町店があるのは、人通りの多い交差点の角です。そんな好立地にごく普通の看板を出しても見た人の心に何も残らないし、何より全然面白くない。
対立構造を取って普通ではありえない広告にした方が、見る人も楽しんでもらえるし、心に残りやすく、最終的にはSNSで拡散され、目的であるUTAOの認知度向上に大きく寄与できると考えました」(中田さん)

ジャンカラを伏せ字にしたのも、対立構造をより浮き彫りにして見た人に強い印象を残すため。

UTAOの挑発広告が設置されているのは、ジャンカラ梅田芝田町店のみ。仮に他で大きな広告を出す時は、その店舗の特徴などを鑑みて異なる内容にしたいと考えているとのことだ。

Jタウンネット

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