寒い時のお風呂は危険! ヒートショック対策をしている人の割合は?

2024年1月25日(木)15時30分 OVO[オーヴォ]

Bright and clean bathroom

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 寒さが厳しいこの季節、お風呂が危険とはよくいわれること──それは「急激な温度変化」によって引き起こされる「ヒートショック」によるもので、高齢者は特に注意が必要とされる。消費者庁の調査によると、浴槽における不慮の事故で亡くなった高齢者の人数は、その年交通事故で亡くなった人の約2倍に上るという。

 そこで、パナソニック ホームズ(大阪府豊中市)の「くらし研究室」は、住まいにおける温度と健康に関する意識や対策について生活者に聞く「室内温度と健康に関する意識調査」を全国20歳〜69歳の男女583人を対象に実施。調査は2023年12月14日〜12月21日に行った。

 それによると、トイレなど非居室も含めて家の中の温度差を小さくするなどのヒートショックの対策をしている人は、回答者全体の35.3%に留まった。非居室も暖房するという適切なヒートショック対策ができている人は18.9%で、回答者全体ではわずか6.7%に過ぎない。

ヒートショック対策をしない理由は、「正しい対策の仕方がわからないから」(39.3%)、「自分には必要ないと感じているから」(30.0%)が多い。また、非居室の暖房をしない一番の理由は、「寒いのは仕方がないと思っているから」──ヒートショックは年齢に関わらず体に負担を与え、高齢者に限らず誰でも対策が必要なもの。ただ暖房は電気代や燃料費がかかるため、命を守るためと考えられながらも、昨今のエネルギー価格上昇を踏まえると悩ましいところだ。

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