「〇軒茶屋」は何軒あるのか 全国の地名駅名、色々と調べてみたら...

2019年2月14日(木)20時0分 Jタウンネット

読者の皆様は「〇軒茶屋」と聞いて、まずどこを思い浮かべるだろうか。東京人であれば、やはり世田谷の三軒茶屋が思い浮かぶが、はたして全国ではどうなのだろうか。


実は、調べてみると〇軒茶屋と名付けられたお店や地名は思いのほか多い。そこで、Jタウンネット編集部では今回、全国に無数に存在する〇軒茶屋をいくつかピックアップして紹介したい。


一軒茶屋は?


栃木・那須塩原には、一軒茶屋というバス亭がある。一帯の地名を指すようで、近くには一軒茶屋前という交差点が。近隣にあるセブン-イレブンも「那須一軒茶屋店」という名前だ。


ちなみに神戸市にある六甲山の山頂には「一軒茶屋」という名前の食堂も。茶屋の名前にふさわしく、登山客の疲れを癒す恰好のスポットとして人気のようだ。ネット上でも、登頂を終え、一息ついている人の声が多数上がっていた。


京都には「二軒茶屋」


京都には叡山電鉄鞍馬線の駅「二軒茶屋駅」(京都市)がある。また、京都には同名の茶屋も存在し、こちらは田楽豆腐発祥の地としても知られる老舗で、なんと480年も続いているそうだ。


ほかに、鹿児島には鹿児島市電谷山線の停留所「二軒茶屋電停」(鹿児島市)も存在する。


三軒茶屋


東京・世田谷区にある東急田園都市線の「三軒茶屋駅」。周辺にはカフェなどのお店も多く、多くの若者の集まる街としても知られている。


ネット上でも「地名で茶屋っていったら、三軒茶屋しかないと根拠もなく思っていました」との声も上がっており、やはり知名度でいえば群を抜いていそうだ。


世田谷区の公式サイトによれば、江戸時代中期以降、付近の三差路に三軒のお茶屋ができ、いつしか三軒茶屋と呼ばれるようになったそうだ。


六軒茶屋跡


山口・山口市にある六軒茶屋跡。県観光連盟公式サイトによると、時は江戸時代、萩往還と呼ばれた街道にいくつか存在した茶屋の中で、最大の難所「一の坂」にあったとされる茶屋が六軒茶屋だ。


ここには昔6軒の民家があり、往来の旅人の休み場として、軒先を茶店にして旅人をもてなしていたことから六軒茶屋と呼ばれるようになったのだそうだ。


現在でも観光スポットとして跡地を訪れることができる。


七軒茶屋、二十軒茶屋、五十軒茶屋町、百軒茶屋キャンプ場...


広島・広島市のJR西日本・可部線の駅「七軒茶屋駅」。かつて7軒の茶屋があったことに由来してこの名称が付けられたとする説があるようだ。


ほかにも、歌舞伎座の公式サイトによると、江戸時代から明治時代まで浅草寺境内(現在の仲店の中ほど)にあった茶屋を総称して、「二十軒茶屋」と呼んでいたとする資料が残っているという。


また、かつては遊郭としても知られる「吉原」の付近には「五十軒茶屋町」という地名もあったようだ(「歴史地震 第18号」参照)。


変わり種として三軒茶屋駅周辺にある「四軒茶屋」というカフェバーや、東京・奥多摩町には「百軒茶屋キャンプ場」というキャンプ場もあるようだ。


〇軒茶屋と名付けられたお店や地名は、他にいくつもある。一覧にしてみたら、面白いのではないか。読者の皆様も、知っている「〇軒茶屋」の地名や駅名があれば、ぜひ編集部までメール(toko@j-town.net)などで教えて欲しい。

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