【初心者向け】怖くなかった! 寒くなかった! 冬の女性ソロキャンプ術

2023年1月28日(土)8時30分 ソトコト

写真:安心して楽しめる女性ソロキャン専用サイトの様子。


サイト内のどこにテントを張るべきか


ソロキャンプ旅をしたとき、キャンプ場貸し切り状態という場面が多々ありました。キャンプサイトに一人というのは気楽ですが、もし誰か変な人が来たらどうしようという不安もあります。
そんななか、広いキャンプ場内でテントを張る場所をどうやって選んでいたか。無料キャンプ場の、誰でも出入りできる公園の場合、パッと見てテントが目に入りにくい場所にテントを張りました。




女性ソロキャンプ


目に入りにくい奥地という意味ではありません。垣根の向こう側で一見テントが見えにくい場所です。公園の入り口からは見えにくくても、前方は開けていていざというときの逃げ道は無数に確保。また、自然が広がるエリアでもすぐ裏手に住宅地があったときは、すぐに助けを呼べる住宅地寄りの場所。キャンパーがいるキャンプ場の場合は、家族やカップルで来ているキャンパーの近くを選びます。
2〜3人用のテントでキャンプをしていたときは、テントが大きいので「まさか一人とは思わなかった」と言われたことがあります。敢えて、ソロテントじゃないテントを使うのもありですね。




女性ソロキャンプ


女性ソロキャン専用サイトって知ってる?


いきなり無料のキャンプ場や、キャンプOKの公園でキャンプをするのはハードルが高いと感じる人には、女性ソロキャンパー専用サイトを設定しているキャンプ場を利用するのもおすすめです。
こういうキャンプ場は女性キャンパーを視野に入れているので、トイレやシャワーなどの設備がきれいに整備されていますし、女性ソロキャンパー専用のエリアなので、男性は足を踏み入れにくくなります。




女性専用サイトがあるソロキャンプ場


女性専用でなくても、管理人が常駐しているキャンプ場や、きちんと区画が区切られているサイトを選ぶのもいいと思います。どのサイトでもいえることですが、最低限携帯の電波が入る場所を選びましょう。
女性のソロキャンプで一番大切なのは、警戒心を持つこと。海外旅行でも、警戒心のない人は襲われやすく、きちんと警戒心を持って行動している人は襲われにくいと思うのです。
寝るときはテントの内側から南京錠やカラビナを付けてロックするとか、SNSで場所を特定できるような情報をリアルタイムでアップしないとか、最低限の警戒心を持って行動することはとても大切。




女性ソロキャンプ


慣れるまでは、ソロキャンプを楽しんでいる友だちと一緒にソロキャンプに出かけ、実戦でアドバイスをもらうのも手です。
>>>次のページでは、冬のキャンプ装備などをお届けします


冬は温泉のあるキャンプ場でぽっかぽか


近くに温泉があるキャンプ場もいいですが、キャンプ場の敷地内に温泉がある施設もあります。場所によっては、宿泊者は無料で温泉に入れることも。
秋深まる9月後半に北海道でキャンプをしたとき、キャンプ場内に無料の足湯がありました。夜は冷え込みましたが、寝る前に足湯に入って温まれて非常に有難かったです。また、徒歩圏内にいくつかの温泉があったのも、連泊の楽しみになりました。




キャンプ場内にある足湯


夏のキャンプはビールが最高ですが、冬はホットワインにして飲むのがおすすめです。シナモンなどのスパイスを加えて味変を楽しむのもいいですよ。温め過ぎるとアルコールが飛んでしまうので、気をつけてくださいね。


冬のキャンプ装備




キャンプ 薪ストーブ ホットワイン


車で現地まで行くのなら、薪ストーブを持参すると温かくて料理もできるので最強です。キャンプに慣れていないと、あれもこれもと荷物が多くなってしまうので、慣れるまでは車でキャンプに行って、本当に必要な道具を見極めるのもいいですね。テントで眠るのが不安な場所では、車内で鍵をかけて眠ることもできるので、女性ソロキャンパーにとって車は強い味方です。
筆者がキャンプに持参する基本道具
・テント
・シュラフ(寝袋)
・マット
・ウッドストーブ
・コッヘル
・ライト




キャンプ 道具 テント


冬にプラスするもの
・貼るカイロ
・ネック・レッグウォーマー
・腹巻き
・シルクのインナーシュラフ
・エマージェンシーシート
寒さが苦手な人は、湯たんぽを持参するのもおすすめです。直接火にかけられるものや、携帯湯たんぽもあります。土地柄やその日の天気によって気温は異なるので、臨機応変に脱着できるよう重ね着にして、貼るカイロは多めに用意。急な雨にも対応できるレインパーカーは、寒さ対策にもなるので一石二鳥です。
エマージェンシーシートはコンパクトなので、寒さで眠れない状況になったときのために持参しています。バックパックでキャンプに行ったときは、マットを持参せずにバックパックや着替えをシュラフの下に敷いていましたが、冬はマットを持参した方がいいでしょう。ウッドストーブは、固形燃料やアルコールストーブも使えるものだと便利。道具選びの基本は、一台で何役こなせるか、他に何に代用できるかを考えるのが荷物を減らすコツです。




ウッドストーブ ぜんざい


女性ソロキャンプの注意点


人に対しての注意も必要ですが、自然のなかでは野生動物への注意も怠ってはいけません。食べ物をそのまま放置せず、臭いが漏れにくい密封容器に入れて、テント内か車内へ入れるようにしましょう。
事前に知っているということは、備えることができるということなので、女性ソロキャンプの被害事例を把握しておくこともおすすめします。不安ばかりを募らせる必要はありませんが、知っていたからこそ未然に防ぐことができることもあるので、できる限りの準備をして、十分備えたらあとは思いっきりソロキャンプを満喫しましょう!




キャンプ 星空


写真・文:鍋田ゆかり

ソトコト

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