エクスペディアが4つの新機能を発表、AIなどテクノロジーを活用

2024年2月20日(火)16時22分 マイナビニュース

エクスペディアは2月20日、新機能とカスタマーサポートの強化を発表した。
会場に登壇した、エクスペディア・グループ 副会長 兼 最高経営責任者Peter Kern(ピーター・カーン)氏は「日本の旅行業界は、2022年に水際対策が緩和されてから迅速に回復、予想よりも早く復活しました」と話す。
また、同氏によると「インバウンド訪日客」は東アジアからの観光客が62%を占め、アジア以外で最も多かったのはアメリカからの観光客だったとデータから分かったそうだ。
○4つの新機能をリリース
そうしたコロナ禍を経て回復する旅行業界のニーズを踏まえ、同社は4つの新機能をローンチ。
都市ごとの旅行に最適な時期や近隣の目的地、アクティビティ情報を提案する「ダイナミック旅行ガイド」、旅程の作成、旅行計画の立案、友人や家族とのアイデア共有を可能にする「トリッププランナー」、航空券の価格変動をプッシュ通知で知らせる「プライストラッカー」、宿泊施設のオプションを一覧で比較できる「スマートショッピング(宿泊施設比較ツール)」が提供すると言う。
これらの機能はエクスペディアおよび「Hotels.com」のデスクトップとモバイルアプリで利用できる。
また、日本市場向けのカスタマーサポート機能強化として、今四半期より24時間年中無休の電話による日本語音声サポートと24時間年中無休のX(旧Twitter)でのチャットサポートも導入すると説明する。
○観光客は日本をより理解したいと考えている
同席したエクスペディア・グループ ブランド統括 Jon Gieselman(ジョン・ギーゼルマン)氏は、「私たちの目標は、目的を持った旅行を支援するためのプラットフォームを構築すること、現代の旅行者の考え方を理解し共感することです」と、同社の取り組みに対する意気込みを語る。
同社の調査では、2023年にアメリカから日本を訪れた観光客の約半数(48%)がエクスペディア・グループ経由であり、そして、彼らは旧態依然とした「観光地巡り」ではなく、「日本に対する深い理解」を求めている様子がうかがえたそうだ。
インバウンドの観光客には、東京、大阪、京都といったメジャーな観光スポットだけでなく、それ以外の地域も見つけてほしい。旅先での体験を新たなものにするための新機能やエクスペディアブランドの刷新につながったという。
ブランドの刷新に伴うキャンペーンでは、グローバルで掲げているブランドメッセージ「Made to Travel」を「いつものそとへ」に変更。
これは日本の市場向けに特別に考案されたもので、コロナ後の旅行者とつながり、旅行に対する人々の根源的な欲求を表現しているそうだ。
円安などの経済状況もあり、日本ではまだ海外旅行への意欲は冷え込んだ状態。
ピーター氏は新機能を使った割安な航空券の手配や、対象ホテルが10%以上割引になる「エクスペディア会員プログラム」などを通して、海外旅行の関心の高まりを支援したいと締めくくった。

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