銀行で「子ども名義の通帳」を作るメリット3つ

2024年2月23日(金)11時30分 All About

赤ちゃんが生まれた方、お子さんがいる方は、子ども名義の銀行口座を作りましたか?「まだ」という方は必見です! 銀行で子ども名義の口座を作り、子どもの通帳を持つと、便利になることを3つ紹介します。

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子どもの銀行口座開設は意外にスムーズ!

お子さんがいる方は、子ども名義の口座を持っていますか? 「わざわざ作るのが面倒」「小さな子どもを連れて行くと大変そう」「まだ赤ちゃんだし、必要ないかな」などと持っていない方も多いのではないでしょうか?
ところが、子ども名義の口座を作るのは、思ったより大変ではありません。筆者も10年ほど前ですが、子どもが1歳と3歳のときに都市銀行へ口座を開きに行きました。思っていたよりもスムーズで拍子抜けしたほどです。
子ども名義の口座を作り、子どもの通帳を持つと、お得で便利になることがたくさんあります。そこで今回は、子ども名義の通帳を作るメリットを3つ紹介します!

その1:子ども用の貯蓄としてきちんと確保しやすい

お年玉や入園・入学など節目のお祝いとして、祖父母や親戚からお金をもらう機会もあるもの。また、“児童手当”を貯めている方もいらっしゃるでしょう。
そんな子ども用のお金を、親の口座に入れてしまうとどうなるでしょうか? 残高が増えて気持ちが大きくなり、気軽に外食に使ってしまったり、住宅を買うときの頭金にしてしまったり、「お金があるから旅行に行こう!」と計画したり……。いつの間にか使いこんでしまう可能性大!です。
そんな事態を防ぐには、子ども名義の口座の出番です。「子どものための貯蓄」として別取りできて、うっかり使いこむことがなくなるのです。

その2:「教育資金」を1人ずつ準備しやすい

子どもが大きくなるにつれて、習い事代や塾代、学費などの費用がどんどんかかるようになります。子どもが小さいうちは、それらの支出が少なく、実は「貯め時」といえます。
だいぶ先だと感じるかもしれませんが、将来の大学進学などを見据えて、子どもが小さいうちからコツコツと教育資金を貯めていきたいもの。ぜひ、子ども名義の口座に貯めていきましょう。
子どもの名前入りなら、家計や他の貯蓄とは別に「第1子の教育資金」「第2子の教育資金」と、1人ずつしっかり分けて確保できるのもメリットです。

その3:将来、お子さんに「お金の教育」ができる

小さい子どもは、お年玉で100円をもらっても、1万円をもらっても、金額の大きさはよくわからないですよね。また、お祝い金やお年玉をいただいた際に、金額や内容を家計簿などにメモしている方もいるかもしれませんが、よくわからなくなるケースも多いでしょう。
しかし記録があれば、お子さんが大きくなってから「○歳のときにおじいちゃんからお年玉を3000円いただいたんだな」などと理解できますよね。
ここでも、子ども名義の口座の出番です! 通帳は一般的に、記帳済みの欄であれば鉛筆で直接メモを書きこんでも大丈夫(注意:記帳されていない空欄に書きこむと、ATMでエラーになるのでやめましょう)。
“入金3000円”の横に「おじいちゃんよりお年玉」と書いておけば、大切な記録になります。お子さんが大きくなったときに「おじいちゃんからもらったんだ」と目に見えてわかれば、感謝の気持ちがめばえます。また、「お金は計画的に時間をかけて準備するもの」という“金銭教育”にもつながるのではないでしょうか。
以上、子ども名義の通帳を作るメリットを3つお伝えしました。最初の入金額を、記念として「子どもの出生時の体重」にする話も聞きます。それもいい思い出となって素敵ですよね。まだ子ども名義の口座を作っていないという方は、ぜひ試してみてください。
文:西山 美紀(ファイナンシャルプランナー)
出版社に勤務し、編集・マーケティングに携わった後、フリーライターとして独立。女性誌やビジネス誌などで、貯蓄法や子育てにかかるお金の貯め方などをテーマに取材し、原稿・コラム執筆などを行っている。
(文:西山 美紀(ファイナンシャルプランナー))

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