これなら怪我なく出られるね！　岡山市内に鎮座する「桃太郎像」に注目集まる「長年の謎が解けました」

突然だが、「桃太郎」の誕生シーンを思い浮かべてみてほしい。

多くの人は、パッカーンとふたつに割れた桃と、包丁を持ったおばあさん、驚くおじいさんをイメージしたのではないだろうか。

その時、桃太郎はどうして無事だったのか——誰もが一度は不思議に思ったことがあるはずだ。

この疑問のひとつの「答え」になりそうな像が、ツイッター上で注目を集めている。

茶色く丸っこい物体と、その上でバンザイをする赤子の像が石の台座の上に置かれている。

これは2023年2月19日、ツイッターユーザーの東京YS（＠tokyoYS1963）さんが投稿した写真。岡山県で目撃したものだという。

本当に「桃太郎」なのか？

岡山が「桃太郎伝説発祥の地」の最有力地であることを踏まえると、丸い物体は端に切り込みを入れられた桃に、赤子は生まれた喜びからバンザイをしている桃太郎にも見えてくる。

中央よりもいくぶんか端に近い部分を、斜めにスパッ。この切り方なら桃が切れた部分から、桃太郎が無事に生まれてこられそうだ。もしや、これが「答え」だったのか......！？

21日、Ｊタウンネット記者の取材に応じた東京YSさんによると、話題の像は岡山市北区野田屋町の通り沿いに鎮座している。

「見かけたときに一瞬何か理解出来ませんでしたが、ここ岡山だったなぁと思い出しピンと来ました」（東京YSさん）

現在は閉店している飲食店の前にあったとのこと。幸い、Facebookページが残っていたので投稿を確認したところ、この像が「桃太郎像」である、と記載されていた。超スタイリッシュな桃太郎の誕生シーンということで間違いないらしい。

目からウロコが落ちそうになる桃太郎像は、1万6000件を超える「いいね」（22日昼時点）のほか、

「なるほどこの切り方なら桃太郎は真っ二つにならなくて済むな」
「真ん中から割っちゃうと...惨劇になりますものね」
「長年の謎が解けました」

といった声が寄せられるなど大きな話題に。東京YSさんは反響について、以下のようにコメントした。

「『これで納得出来た』、『桃太郎無事でなにより！』みたいに感じてくれて多くの皆さん優しいなぁ、同じ思いで見てくれて良かったなぁ、と。
でも桃の形からか『これは栗だ！』、『栗太郎！！』とのご意見もあり興味深かったです」