スープストックトーキョー「離乳食無料」への批判受け「ある特定のお客様だけを優遇するような考えはありません」声明を発表

2022年2月25日(金)7時13分 マイナビ子育て

スープストックトーキョーが4月25日から全店で離乳食の無料提供を開始。同社がこのサービス提供を発表してからネットでは様々な議論が巻き起こりました。反響を受け、スープストックトーキョーは声明を発表しています。

「離乳食提供開始」の反響を受け声明

食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」は、4月25日から外食店舗全店にて離乳食およびキッズセットの提供を開始しました。

同店ではユーザーのライフステージが変わり、家族や子どもと一緒に来店する人も増えてきたとし、かねてより一部の店舗にて離乳食(後期)の無料提供を開始。すると、非常の多くのユーザーより好評の声や、SNSを通じての称賛が寄せられたといいます。

そこでこのサービスをより多くの人々へ届けるべく、外食店舗全店に離乳食(後期)の無料提供サービスを拡大。ちなみに離乳食を終えたお子様たちに向けてはキッズセットも用意しています。

しかしこのサービス開始を発表すると、SNSでは「落ち着いた1人の時間を過ごせる場所であってほしかった」「子連れ客がいるとゆっくりできない」といった批判・不満の声も少なからず表出し、騒動に。本筋から外れた炎上騒ぎにもつながっていきました。

こうした反響の大きさを受け、スープストックトーキョーは4月26日に同社の公式サイト上で声明を発表。

「離乳食提供開始の反響を受けまして」と題したその声明では、「改めまして、私たちがどのような想いでこの取り組みをはじめたのか、何を実現したいのかを私たちの言葉でお伝えしたいと思います」として、同社の企業理念やサービスに取り組む姿勢が綴られています。

素材本来のおいしさにこだわった離乳食(後期)

キッズセット

「食のバリアフリー」の取り組み

スープストックトーキョーでは、「世の中の体温をあげる」という企業理念のもと、様々な理由で食べることへの制約があったり、自由な食事がままならない人の助けになれればと「Soup for all!」という食のバリアフリーの取り組みを推進。

具体的には、・グルテンフリーや、ベジタリアン対応スープの販売・ハラル商品の開発(現在は終売しています)・咀嚼が困難な方にも外食時のサポートができるよう、咀嚼配慮食サービスの開始・コロナ禍での医療従事者への食事の無償提供などを行ってきたといいます。

今回の「離乳食後期の全店無料提供」もその取り組みの一環で、「小さなお子様連れという理由で外食店での飲食をためらう方の助けになれば」と始めたもの。

「実際にお越しいただいた際には、狭い店内ではサービスが行き届かずご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、心を込めてお迎えさせていただきます。どうぞ気兼ねなくご利用ください」と、呼びかけています。

また、「お客様を年齢や性別、お子さま連れかどうかで区別をし、ある特定のお客様だけを優遇するような考えはありません」とはっきり明言しました。

「Soup Stock Tokyo」離乳食(後期)およびキッズセットの提供サービス詳細

・メニュー:離乳食[後期](無料)※一人1杯まで※提供量 100g※対象月齢は9〜11ヶ月(目安)※テイクアウト・デリバリーは不可キッズセット(630円)スープ(Sサイズ)、ご飯 or お子様パン、ドリンク、福笑い

・提供店舗:Soup Stock Tokyo 外食店舗全店※家で食べるスープストックトーキョーを除く※一部店舗では紙エプロン・キッズチェアの用意もあります

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