【食べログ餃子百名店】東京の「野方餃子」が普通じゃないウマさで面白い / 見た目は優等生、中身はヤンキー!

2024年2月26日(月)13時0分 ロケットニュース24

ははぁ、これは一度食べてみなさいっていうメッセージだな。

こないだ、餃子の王将の「餃子」が味変するのを実感しようとしたところ、道中で「餃子」とキレイな文字で書かれた看板が目に入った。

お店の名前は「野方餃子」。どんな餃子だろうな〜と軽い気持ちでいたら、よく見たら別館だから本館があるようだ。こりゃきっと人気店に違いない……!

・通販にも対応している人気店
そう期待しつつ調べてみると、店名にあるように中野区の野方に店舗を構える餃子店で中野の逸品グランプリで優勝、食べログ餃子百名店にも選出されている実力の持ち主だった。

そのままお店に入ろうとも思ったが、王将も食べなければいけないのでその日は断念。その場でさらに調べたら通販にも対応していたから、冷凍生餃子セット3500円(送料別)を注文してみることにした。

そして届いたのがこちら。セット内容としてはプレーン6人前(36個)、チーズ2人前(12個)、紫蘇2人前(12個)、麻辣担々水餃子のタレ2人前である。

・プレーンを実食
変わり種の餃子に興味をひかれるものの、お店の味を知るならやはりプレーン一択。これを焼き餃子として食べてみよう。

鉄鍋で作ること数分、しっかり蒸し焼きしてひっくり返せば……

うむ、見た目からかなりよき。これは期待できそうだ!

・食べた感想
まずは編集長のGO羽鳥から実食。どうやら一口目から普通じゃないウマさを感じ取ったらしく、興奮気味にこう語った。

羽鳥「んんん〜! なんだコレは笑。この餃子はなんですかぁ〜。何がどう作用してこうなってるんだ。味が凄まじくする。

皮かな? これ、皮に味がついているのかってレベルで味がドンッと入ってくる。なんというか……」

羽鳥「たとえが難しいけど、味の水風船が一気に爆発したみたいな。何もつけなくてもすでに味ついてるよ。

そして辛めのタレをつけてもスゴいね。どう評価したらいいんだろう。変化球がすぎるよ。ナックルボールをさらに変化させたみたいな」

羽鳥「とにかくアクロバティックな餃子だね。極端に言うと、最初の何もつけてない餃子をお菓子に例えるならポテチのコンソメ味でしょ。そんでタレにつけたらカラムーチョ的な感じかな。それくらい味が濃い(笑)」

──とのことで大絶賛な上、驚きを隠せていない。続いて私も期待しながら食べてみたのだが……うおおおぉぉ!!!!

この餃子、仕掛けが早い! 普通の餃子であれば皮から入って肉汁が出てきて餡……といった段階を踏んでいくものだが、皮の時点でこちらの口内に領域を展開してくる。しかもしかも……!!

早い上に濃いから「味の水風船が一気に爆発した」と羽鳥が表現したのもよく分かる。個人的には『るろうに剣心』で出てくる「二重の極み」を連想して、一気に畳みかけられた気持ちになった。一撃で二発喰らうみたいな。

そして皮だけでなく餡にも癖があって、これは思った以上にジャンキーな餃子で相当なワルである。見た目は優等生、中身はヤンキーとでも言おうか。それなのに不思議とガツガツ食べちゃう魅力があるからモテる(人気)なのもうなずける。

・変わり種もまた美味しい
ここまで感じたままに書いてきたが、野方餃子のHPによると「ニンニクとニラは不使用で素材の旨味を最大限に引き出した」とあり、なんと皮は口の中でほどけやすいように薄めのものを使用しているそうだから驚いた。

それでいながらあの破壊力……皮に味がついているのかなって思うレベルで攻めてくるのは、こだわりと作り手の腕によるものだったワケだ。ちなみに私はチーズ餃子と紫蘇餃子も食べたのだが……

チーズはジャンクで最高だし、紫蘇も味がまとまっていてヒジョーに美味。いろんな味を乗りこなしているあたり、実力は相当だと感じて「食べログ餃子百名店」に選ばれているのも納得だった。

最後に余談だが、今から約2年前、当サイトのリクエストボックスに「野方餃子を食べてみてほしい」というメッセージが届いていた。当時、通信販売はしていなかったとのことだから、口コミが口コミを呼んで今に至っているのだろう。

そうそう、「麻辣担々水餃子」が美味しいらしく店の名物でもあるという。今回は他の餃子と同じく焼いたが、次に食べる際はぜひ名物もいただいてみたい。

参考リンク:野方餃子
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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