新時代のランドセルNuLAND「IAUD国際デザイン賞」受賞
2024年2月26日(月)12時15分 リセマム
国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する「IAUD国際デザイン賞」では、1人でも多くの人が快適で暮らしやすいUD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行っている団体・個人に「IAUD国際デザイン賞」を授与し、国際的に表彰している。
今回「IAUD国際デザイン賞2023」プロダクト部門で銀賞を受賞したNuLANDは、「新しい社会のデザイン」を提案し2021年3月に誕生したランドセル。環境にも子供の身体にも優しい新時代のランドセルとして、開発されたという。
NuLANDは、従来の一般的な硬いランドセル一択では背負うことが難しかった子供や、動物革に抵抗があり革製を背負わせたくない保護者など、さまざまなニーズや価値観に対応。採用した生地は、古着や、工場から出る残反を原料とする循環型リサイクル生地という新しいリサイクル生地だったことも高評価の1つになったとしている。
NuLANDの重さは、わずか約930グラム。一般的なランドセルの重さは、人工皮革は1,210グラム、牛革派1,500グラム、コードバンは1,450グラムのため軽いことがわかる。ランドセルになるフラップを外せばリュックに早変わりし、重さは700グラムに軽減されるという。また、その日の持ち物にあわせて、マチ幅が調整できる仕様になっている。