インバウンド「冬の人気急上昇エリアTOP10」発表! スキー、カニ、温泉などに関心か

2024年3月6日(水)10時38分 マイナビニュース

ナビタイムジャパンは3月5日、今冬に訪日外国人旅行者に人気が急上昇している地域の分析結果を発表した。本分析には、同社が提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションサービス「Japan Travel by NAVITIME」から同意を得て取得した「インバウンドGPS」データと属性アンケートを用いている。
冬季の人気急上昇ランキングでは、トップの愛知県犬山市は4倍、2位以降も増加率2.6倍以上の滞在数増加となっている。傾向としては、スキーをはじめとした冬季ならではのアクティビティに対する興味関心がうかがえる結果に。
次に、ランキングした市区町村で滞在数の増加理由を分析した。愛知県犬山市での滞在エリアを確認すると国宝犬山城周辺での滞在が多いことが確認できた。
犬山市へ訪問した人がその前後に訪問した市区町村を確認すると、東京、大阪、京都および岐阜県高山市で滞在が確認でき、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港(セントレア)より入国して、犬山市から昇龍道を北上し、高山市や白川村へ訪問し、古い町並みや合掌造りを観光している様子がうかがえる。国籍別に確認すると香港、台湾からの訪問者が多く見受けられた。
滋賀県高島市での滞在エリアを確認すると、函館山スキー場での滞在が多いことが確認できた。
また高島市への訪問の前後関係を確認すると、関西空港から大阪、京都を経由して高島市へ移動している様子が表れており、大阪や京都での観光だけでなく、滋賀県まで足を延ばしてスキーも楽しんでいる人がいることがわかった。国籍別ではアジア各国から幅広く来訪されており、アジア圏の方が雪やスキーに関心の高いことがうかがえる。
鳥取県境港市での滞在エリアを確認すると、水木しげるロード周辺や漁港周辺での滞在が多いことが確認できた。
来訪した旅行者の目的は、水揚げ量日本一の鳥取県のカニか日本が誇る妖怪コンテンツ、ゲゲゲの鬼太郎と推測される。滞在データからはその両方を楽しんだ様子がうかがえる。また、境港市の訪問前後では米子市、鳥取市への訪問も表れている。国籍別では香港からの訪問者が増加しており、米子空港から2023年12月18日〜2024年2月26まで季節定期便で就航していた米子−香港便の影響も考えられる。
熊本県南小国町での滞在エリアを確認すると、温泉地である黒川温泉での滞在が多いことが確認できた。
南小国町へ訪問した人がその前後に訪問した市区町村を確認すると、熊本県阿蘇市、大分県由布市、福岡県、長崎県、鹿児島県への移動が表れており、福岡などの主要な観光地への訪問だけでなく、黒川温泉をはじめ多くの温泉地のある九州の温泉を訪れようと九州内を移動している様子がうかがえる。国籍別ではアジア各国から幅広く来訪されており、九州の人気の高さやがうかがえる。

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