絶品グラタンが汽車で登場! 洋食の名店『どつぼどーる』(兵庫・宝塚)で大盛り「エビのマカロニグラタン」を食べてきた

2023年3月10日(金)10時50分 食楽web


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●兵庫にある町の洋食店『グラタンのお店 どつぼどーる』では、名物の「グラタン」が汽車に乗ってやってくるそう。その実態を調査してみた。

 お家で食べたいけど、作るのが大変……そんな料理のひとつが「グラタン」。熱々のグラタンは洋食屋やレストランで食べるのが一般的ですが、兵庫県の宝塚市においしいグラタン専門店があるとのこと。

 しかもそのお店では、かなり特殊な方法でグラタンが提供されるらしく、この目で確かめるべく、実際に行ってきました。

 今回ご紹介する『グラタンのお店 どつぼどーる』があるのは、歌劇の街として知られる兵庫・宝塚市。宝塚駅から阪急今津線で2つ隣、逆瀬川という駅で下車し、駅前の通りに沿って歩いていくとお店を発見。駅前から少し離れた場所にある、穴場な洋食屋です。

 店内はアンティーク雑貨がたくさん。その理由は後述することになりますが、席は可能であれば入り口のすぐ近くの場所がオススメです。

 グラタンは、ソースとメイン食材を選んで自分風にカスタムしたグラタンも注文できますが、ここは一番シンプルな「エビのマカロニグラタン」を大盛りでオーダー。おいしそうな「ピザトースト」も発見したので、一緒に注文しました。


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 料理を注文して一息つき、テーブルの上を見てみると、何やらテーブルの上に変わった構造物を発見。ほかのアンティーク品を興味津々で見ていると、「ピザトースト」が到着しました。

サイドメニューの「ピザトースト」を楽しんでいると、意外すぎる演出が……


「ピザトースト」450円

「ピザトースト」は、ガーリックトーストのように輪切りにカットされたフランスパンのピザとなっています。耳部分はザックザクに焼き上がっていますが、中はフワッとしていて、たっぷり塗られた優しいトマトソースとの相性はバッチリ。

 ピザトーストを楽しんでいると、グラタンが完成した様子。店員さんがテーブルまで運んでくるのかと思いきや、キッチンの脇にある列車の模型にセット。呆気に取られていると、列車が発車しました。

 テーブルの上にあったのはレールで、その上を列車がグルッと半周して目の前に到着。「熱いので気をつけてくださいね」と言われて、列車の荷台部分からグラタンを回収すると、列車はバックで戻っていきました。

 先ほど、「席はお店の入り口付近がいい」と書いた理由はこれで、実はこちらのお店は模型列車を使ってグラタンを提供することで有名なのです。店内すぐの席は列車の終点付近となっていて、グラタン列車の雄姿を長く見られるイチオシ席となっています。

列車で登場した熱々な「グラタン」の味は?


「エビのマカロニグラタン」大盛 1350円

 それでは列車に運ばれてきたグラタン、いただきます。見た目は完璧な焼き加減で、「THEおいしいグラタン」というヴィジュアルです。カリッと焦げ目の付いた表面にフォークを入れてみると、熱々のマカロニが登場。

 一口食べてみると、クリーミーだけど重過ぎないシンプルで真面目なソース。そこにプリプリのエビがアクセントになっていて、派手さはないけど熱々をハフハフ食べると最高においしい。

 大盛にしたグラタンとピザで、チーズたっぷりの食事を楽しんでいると、懐かしさと幸せがやってくるような組み合わせでした。

 お会計の際に対面したのが、50キロもあるというアンティークなレジ。こちらは現役で、「アンティークでも実際に働けるものは使う」というご主人。なるほど、模型列車にも立派な仕事のある『どつぼどーる』。楽しくて、おいしくて、わざわざ食べに来る甲斐のあるお店でした。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP DATA

グラタンのお店 どつぼどーる

住:兵庫県宝塚市逆瀬川1-13-27
TEL:0797-77-9046
営:月・水〜日11:00〜20:00(L.O.19:00)
休:火曜

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。

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