人生を1時間でチート化する 対人スキル20 第2回 "黒目の動き"で真実が見極められる!? 相手の本音を見抜くテクニック

2024年3月19日(火)11時5分 マイナビニュース

ワニブックスは、3月18日に『人生を1時間でチート化する 対人スキル20』(1,650円/神岡真司著)を発売した。本書は、対人関係の悩みを解消する全20のスキルを約1時間で読めるようにまとめられた一冊だ。
著者は、ビジネス心理研究家であり、日本心理パワー研究所主宰の神岡真司氏。最新の心理学理論をベースにしたコミュニケーションスキル向上指導に定評があり、法人対象のコミュニケーショントレーニング、人事開発コンサルティング、セミナー開催などで活躍している。
今回はその中から、「相手の本音や性格を見抜くスキル」を抜粋。相手の気持ちを知りたい人はぜひ、このスキルを意識してみてほしい。
○「脳内の思考」は表情や身体の動作に現れる
人は誰でも「この相手は、本音ではどうなんだろう?」などと社交辞令に隠された真意を知りたくなったり、「あの時、相手の心が読めていれば、もう少しやり方を変えられたのに……」などと後悔することがあるものです。
人には、「オモテの顔」と「ウラの顔」があるのですから、当然なことでもあります。「顔の表情」「しぐさ」「身振り手振り」「口癖」「言動の傾向」「服装」……などなど、いろいろな局面から、人の心を読み取るコツを覚えておきたいものです。
人は、興味のあるもの、好きなモノに接した時には、瞳孔が開くことが知られています。この時、瞳孔だけでなく、眉がやや上がり、目を見開くような感じになることが多いのです。瞳孔の拡大は小さすぎてわかりにくいので、目や眉に注目すればよいでしょう。
会いたかった人に遭遇した時には、うれしくて、このように、目を大きく開き、眉が上がります。また、両方の手のひらも相手のほうに向けられる形で、指と指の間が開いて解放された感じになることも多いでしょう。相手と相対した時に、相手の人が、あなたを歓迎する人なのか、そうでもない人なのか、この出会いの一瞬で相手の心がわかるのです。
ということは、あなたが誰かに会う時にも、自分の顔の表情に気をつけないと、相手の潜在意識(本能)の記憶に、あなたの出会いの印象が、瞬時に刻まれるわけです。それによって「とても感じのよい人」とか、「何か自分に警戒心をもっている人」などの印象が、潜在意識の奥底に深く沈んでしまう——と思ったほうがよいのです。
○■黒目の左右への動き方ひとつで「真実」が見極められる
ところで、顔の中でも、黒目の動きひとつで、脳内イメージがわかる——という研究が昔から盛んに行われてきました。たとえば、相手と向き合った状態で、相手の黒目がどう動くかで、脳内の思考メカニズムが現れる——とされているのです。
「昨日の夜は何を食べましたか?」と尋ねた時に、向かい合った相手の目が、こちらから見て、右方面に動いた場合は、「過去の記憶」を辿っています。しかし、左方向に動いた場合は、「創像している」というのです。つまり、左方向に動いたら、正直に「カレーライス」を食べたと言わずに、「昨日はしゃ
ぶしゃぶを食べました」などと、ウソの答えを創りだしている可能性が高いのです。
人によっては、この目の動きが、左右で逆になっている場合もありますから、どちらに動くのかを、事前に確認しておくとよいでしょう。
親しい間柄の人なら、相手に「過去の質問」をしたり、「未来の質問」をすることで、目がどちら方向に動くかを観察できます。その傾向をつかんでおくことで、いざという時にする質問で、相手の本音がつかめます。
たとえば、妻が夫に、「あなた、昨晩は残業だって言ってたけど、本当は浮気してたんじゃないの?」などと夫がギクリとするような質問をすると、「いや、10時まで残業だよ。ま、ちょっと帰りに軽く一杯ひっかけたけど……」などとうろたえて答える時に、「過去の記憶」を辿る方向でなく、「創像している」方向に黒目が動いたら、怪しいと考えてよいでしょう。
何かを隠したがっていることが窺え、何らかのウソの答えを探っている可能性が高いからです。「創像している」という左方向に黒目が移動したら、「ふーむ、どうも残業はウソらしいな」などと見当がつくわけです。
目の動きについては、さらに細かい分類もあります。向かい合った相手の黒目が、左上方向の場合は「視覚的な創像」、左に水平に動く場合は「聴覚的な創像」、左下方向の場合は「嗅覚や触覚、味覚などによる体感的な創像」とされており、右上方向の場合は「視覚的な記憶」、右に水平移動の場合は「聴覚的な記憶」、右下方向の場合は「記憶による思索」を辿っている——とされています。
もちろん、これが逆の場合の人もいるのです。目は口ほどにものをいう——ということでしょうか。
○書籍『人生を1時間でチート化する 対人スキル20』(1,650円/神岡真司著)
本稿で伝えた内容以外にも、本書では相手の本音や性格を見抜くスキルなどを多数紹介している。本書を通じて人生を楽しく、愉快に、効率よくしていくための強力な武器を手に入れてみてはいかがだろうか。

マイナビニュース

「スキル」をもっと詳しく

「スキル」のニュース

「スキル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ