児童虐待事件を受けて、文科大臣が子どもたちにメッセージ発表
2019年3月20日(水)13時15分 リセマム
メッセージでは、千葉県野田市にて関係機関が関わりながら児童虐待による死亡事案が発生したことについて、「大人たちはSOSを受け止めきれず、女の子を助けることができませんでした」と表現し、「私たち大人はもう二度と、このような悲しい出来事をくり返しません」と伝えている。
また、学校や児童相談所、警察などと協力し、子どもたちを最後まで守り通すとして、子どもにも安心して、学校の先生やスクールカウンセラーなど周りの大人に相談することを呼びかけた。直接相談しにくい場合には、文部科学省で行っている「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310(なやみ言おう))や、地域によってはSNSを使った相談を利用することを勧めている。暴力だけではなく、いじめや友人関係、進路の悩みなど、困ったことがあれば何でも相談してほしいという。
柴山昌彦文部科学大臣は同日行われた定例記者会見において、「子どもたちの悩みをしっかりと受け止められるよう、先頭に立って全力を尽くしていく所存」とコメント。文部科学省Webサイトに掲載されたメッセージにはふりがなが併記されており、低学年でも読むことができる。メッセージは各教育委員会に対しても通知された。