1940年代のビーチの写真から“スマホを持つ場違いな格好”をした「タイムトラベラー」発見!?

2024年4月5日(金)12時0分 tocana

 快晴の空の下、風光明媚なビーチに場違いなスーツ姿の男性が砂浜に突っ立ち手にしたデバイスを弄っている写真が話題だ。1943年に撮影されたこの写真に写っている男性は“タイムトラベラー”なのだろうか——。


■スマホを手にしたタイムトラベラーなのか?


 このスナップ写真は1943年にイングランド・コーンウォールにあるトーワン・ビーチで撮影されたものだ。


 ビーチには多くの人々が詰めかけているが、その中にかなり場違いに見えるスーツを着た男性が何かを手に持っていることから、一部の人々の憶測を招いている。彼はタイムトラベラーではないのかというのだ。


 この写真は、数年前にスチュアート・ハンフリーズという男性が初めてツイッターに投稿して広まったもので、写真の説明は「海辺に逃亡するイギリスの戦争労働者」である。


 第二次世界大戦中であった当時、イギリスの軍需工場はフル稼働であったことは間違いないが、この地にある軍需工場が攻撃され、労働者たちが一時的にビーチに避難してきたということなのだろうか。あるいは工場労働者たちにはこうした束の間のレジャーを伴う休憩時間があったのかもしれない。


 男性は上下色違いのジャケット&パンツスタイルだが、白いワイシャツにネクタイも締めている。民間人としてはかなりフォーマルな身なりだ。


 そしてさらに気になるのは、手に持っている何らかの物を覗き込んでいるように見えることだ。写真を見た多くの者がそれが携帯電話かスマホであると指摘している。


 彼の前かがみの姿勢は、現代人が短いテキストを送信したり、スマホをスクロールしたりするときの所作にきわめてよく似ているといえる。


 もちろんこの時代にスマホはもちろん、携帯電話も存在していない。ということはこの男性は未来からやって来てビーチにいる人々の間に何食わぬ顔で紛れ込んでいるタイムトラベラーなのかもしれない!?


■さまざまな見解がSNSに書き込まれる


 この写真が最初にオンラインで共有されて以来、少なくないユーザーはこの写真を分析して、この男性が手に何を持っているのかを確認する試みを行ってきた。そしてさまざまな見解をSNSに書き込んでいる。


「この男性はメールをしているようですが、タイムトラベラーなのでしょうか?」(あるユーザー)


「よく見つけたね。写真に写っている男性が携帯端末をチェックしているタイムトラベラーであることは明らかだ」(あるユーザー)


 しかしもっと合理的な推測をする者もいる。この動作はこの時代にも見られるものであるというのだ。


「おそらく彼は時計(のネジ)を巻いているのでしょう」(あるユーザー)


「問題のタイムトラベラーはただタバコを巻いているだけの男性のようです」(あるユーザー)


「彼は懐中時計をチェックしているのではないか」(あるユーザー)


 一部の人は1940年代に携帯電話が使用されていた可能性にはあまり注目せず、タイムトラベラーの服装のほうに関心を持っている。


 あるツイッターユーザーは「携帯電話のことは忘れてください」と書き込み、続けて「彼はスーツを着てビーチにいます!」と場違いな服装に疑惑の目を向けている。


 戦時下の人々の暮らしぶりを記録した1枚ということになるのだが、彼がタイムトラベラーであるとすれば何をしにこのビーチへやってきたのだろうか。謎は深まるがもはや確かめる術はなさそうだ。


参考:「LADbible」ほか

tocana

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