30歳・会社員女性「貯金100万円もなかった私」が全世界株式・S&P500・先進国株式に積み立て始め4年後の変化

2024年4月8日(月)6時10分 All About

All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は沖縄県に住む30歳女性の積立投資エピソードです。

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2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。
ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

30歳・年収430万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?

今回は沖縄県に住む30歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人、夫(31歳)

金融資産

世帯年収:本人430万円(配偶者の年収は不明)
世帯金融資産:現預金330万円、リスク資産157万円

リスク資産の内訳

・投資信託:157万円

積立投資実績

(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2020年から
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2020年から
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス/NISA:2020年から
2020年から約4年間、積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
つみたてNISAで始め、新NISAに移行後もコツコツと継続。
投資額は、オルカンに「月5000円」からスタートした後、徐々に5000円単位で増額してきたそうで、現在は「月3万4000円」。S&P500にも「月6000円」から始めた後は徐々に増額して、現在は「月8000円」。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスには「月4000円」からのスタート後、同じく徐々に増額し、「現在は月8000円」で積み立てしているとのこと。
運用実績については、「つみたてNISAと新NISAを併せた元本112万円→運用益込157万円」と、着実に利益を生み出している様子です。
実は「つみたてNISAを始めた当初の約1年ぐらいは、コロナ禍と被ったこともあり、現在新NISAで運用しているeMAXIS Slimシリーズは、運用益がマイナスだった」と、幸先のいいスタートを切ったわけではありません。
しかし「(積立投資は)資産の長期形成の為に行っている」という投稿者は、「運用益がマイナスだった際は不安になったが、やめたいとまではいかなかった」と当時を振り返ります。
結果、「(積立投資を始めて)2年目以降から徐々にプラスへ推移。現在は元本に対してプラス40万円以上の利益を出している」と、無事マイナス局面を切り抜けることができたそう。
今後も起こる可能性のある株価暴落を想定して、「米国(株)中心に積み立てているが、暴落したときのリスクに備え、全世界株式にも投資している」と、ご自身で対策を考えられており、「今までに大きなマイナスはない」とのことです。

30歳・年収430万円会社員女性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?

積立投資を始めてよかった点は、「預金するよりも効率よく速いペースで資産を増やせること」だという投稿者。
実際に、「積立投資を始める前は、預金のみで100万円もなかったが、投資や節約を意識しだしてから、徐々に資産額が増えていった」と目に見えて結果が出ている様子。
ご自身について「細々とした買い物をよくするため、毎月の支出が予想以上に多くなる時がある」と言いつつも、「給料やボーナスが増えても生活レベルを上げず、余った分を投資に回すようにした」と、資産形成については常に意識されてきたそう。
資産形成のペースアップに関しては、NISA口座への入金を「給料からクレジット決済で先取りしている」ことも、うまくいっている要因の1つとして挙げられていました。
また、投稿者が積立投資に感じているメリットは1つではなく、「(積立投資を始めたことで)株、経済、世界情勢について興味をより持つことができる」と、お金以外の面でも積立投資を続ける価値を実感しているようです。
これから積立投資を始める人へは、「給料から無理のない範囲で積立投資する事。株価の下落や暴落はデメリットではなく、逆に株を安く買える良いタイミングである。資産が増えても生活レベルを上げず、平常心でいる事」と、ご自身の経験を踏まえてアドバイス。
「現在、つみたて投資枠を中心に運用している」という新NISAについては、「最近気になる株があるため、検討したうえで成長投資枠にも挑戦予定」と語られていました。
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
(文:あるじゃん 編集部)

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