春もモノトーンが着たい! 重見え・暗見えしない「ブラック×グレー」コーデの正解例

2024年4月12日(金)20時15分 All About

モノトーン配色の中でも、2024年春夏シーズンはブラック×グレーが人気です。重い・暗いという印象がありがちな配色を、春らしく軽やかに着こなすにはどうすればいいのでしょうか。これからの季節にぴったりなブラック×グレーのコーデをご紹介します。

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筆者がAll Aboutの読者の皆さんに「2024春夏あなたの好きな配色は?」というアンケート調査を行ったところ、ブルー系を取り入れた配色が上位を占めましたが、ブラックとグレーの組み合わせも6位にランクインしました。(有効回答数:462件 集計期間:2023年10月1日〜2024年3月10日)。

ブラックとグレーの配色は、控えめで静かな印象を与えます。2023年秋冬の一大トレンドに浮上した「クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)」を代表する色づかいといえるでしょう。

春ファッションにブラック×グレーの配色を取り入れる場合は、重たく見えたり、暗く見えたりするのはNG。今回は4つのコーディネート例から、40代女性の印象を軽やかに、明るく見せる、ブラック×グレーの着こなしポイントを解説します!

マウンテンパーカーとニットワンピース


今シーズンは、春のアウターとしてナイロン素材のマウンテンパーカーが人気を集めています。軽いし、撥水加工を施してあるものは、雨の日の外出にもおすすめ。程よい光沢感があるので、ワンピースやスカートなど、きれいめのスタイリングにも合わせやすいのが魅力です。
この写真はブラックのマウンテンパーカーのインナーに、グレーのニットワンピースを合わせたコーディネート。光沢のあるナイロン素材は暗見えしにくく、見た目に軽い印象を与えるので、黒なのに重く見えません。
ワンピースはフルレングスのハイウエストなので、体型が気になる40代の女性にも取り入れやすく、動きやすいので子育て中のママにもおすすめです。

テーラードジャケットとデニムパンツ


顔まわりに黒を持ってくると、黒の強さに負けてしまうときは、上半身にグレーを持ってくるとよいでしょう。下半身に黒を持ってくると安定感のあるコーディネートになります。
この写真のように、ショート丈テーラードジャケットとハイウエストデニムとの組み合わせはバランスが◎。上半身をコンパクトにまとめると、脚長シルエットがかないます。お腹が見えるのが気になるときは、お腹が隠れる丈のインナーにすればOK。生地に張りのあるワイドデニムは、脚のラインを拾わないのが40代の女性にうれしいところ。

シアートップスとデニムのセットアップ


上半身に黒を持ってくるときは、透け感のあるシアー素材のような薄くて軽い素材だと重くなりすぎることはありません。
この写真は、シアーTシャツにグレーデニムのセットアップを組み合わせたコーディネート。ビスチェは40代の女性には難易度が高いですが、シアートップスと組み合わせる場合は使い勝手のよいアイテムです。グレーデニムは、ブルーデニムよりもカジュアル感が控えめなので、シックな着こなしを楽しめます。

シアートップスとニットビスチェ


透け感のあるシアートップスとビスチェの組み合わせはトレンド感たっぷり。ビスチェの素材やデザインはさまざま。きっと似合うものが見つかるので、40代の女性にもぜひチャレンジしていただきたいコーディネートです。
この写真は、チュール素材のトップス、ニットビスチェ、パンツを組み合わせた、ホワイト、グレー、ブラックのモノトーンコーデ。ニットビスチェはラメ入りなので、グレーなのに地味過ぎず、華やかさもあります。
ブラックやグレーは色のインパクトが強くないので、素材感が際立って見えます。春にブラックを取り入れる際には、光沢や透け感のある素材を選ぶと明るく軽やかにまとまるのでおすすめです。グレーは地味になりすぎないように、素材感や分量を工夫すると垢抜けて見えます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。
(文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド))

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