ソニーの重低音新シリーズ「ULT」海外発表 ヘッドホンとスピーカー計4製品展開

2024年4月12日(金)6時30分 マイナビニュース

米Sony Electronics(ソニー・エレクトロニクス)は現地時間4月11日、重低音再生にこだわった新たなシリーズ「ULT POWER SOUND Series」を発表。スピーカー3機種とヘッドホン1機種の計4製品をラインナップする。価格は129.99ドルから。
音楽ライブの臨場感を手元で体感することを重視し、「フロアを揺るがす重低音」や「張り裂けんばかりの音圧」といった、重低音再生に特化した音作りであることをアピール。「ULTボタン」を押すことで、“最前列のフェスティバル気分を味わえる”といった機構も備えている模様だ。メキシコ出身のシンガーソングライター、ペソ・プルマ(Peso Pluma)とULTシリーズがコラボレーションした動画も公開している。
ラインナップは以下の通りで、いずれも海外の直販サイトでは既に購入可能な状態となっており、4月中に順次発送される見込み。
ULT FIELD 1 Bluetooth Wireless Portable Speaker:129.99ドル
ULT FIELD 7 Bluetooth Wireless Portable Speaker:499.99ドル
ULT TOWER 10 Party Speaker:1,199.99ドル
ULT WEAR Wireless Noise Canceling Headphones:199.99ドル
ポータブルスピーカーのULT FIELD 1は、マルチウェイストラップで吊り下げたりして使えるコンパクトなサイズ感が特徴。サウンドディフュージョンプロセッサーにより、あらゆる空間にサウンドを広げられるようにしている。屋外でも使えるよう、IP67の防水、防錆、防塵性能も備える。
ULT FIELD 7は肩に担いで持ち運ぶようなサイズ感のワイヤレススピーカー。ソニー独自のX-Balanced Speaker Unitを搭載しており、強力な低音再生を可能にした。ダイナミックな照明機能も特徴で、さらにカラオケ用のマイク端子も装備する。
ULT TOWER 10はパーティースピーカーと呼ばれる据置型のワイヤレススピーカーで、X-Balanced Speaker Unitによるパワフルなサウンドが特徴。ULTボタンを押すと低音をブーストし、“360度パーティーサウンドで部屋の隅々まで迫力あるサウンドを届ける“という。
ULT WEARは、上記3製品と同様に重低音再生に特化し、ULTボタンで低音ブーストも可能なワイヤレスヘッドホン。独自のデュアルノイズセンサーテクノロジーと、V1プロセッサーによって品質を高めたノイズキャンセリング機能も備える。耳に快適にフィットする滑らかなクッションも装備する。
現時点で日本での「ULTシリーズ」発売のアナウンスは行われておらず、従来から展開してきた重低音シリーズ「EXTRA BASS」に代わる位置づけのものなのか、といった詳細についても明らかになっていない。

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