副業ができない環境であれば、リスキリングでキャリアをつかみとる選択肢もある

2024年4月17日(水)9時46分 マイナビニュース

こんにちは。PR姉さん"さや姉"こと清水さやかです。
最終回は、"副業"できない場合の選択肢としてのリスキリング関連のお話をお届けします。
広報として、色々なメディアにお会いしていて、気づくと年間100媒体以上に会っていたなんてこともあります。
そして、メディアの方からも意外と言われるのが、「こんなにも副業やリスキリングとか言われているのに、自分のキャリアには、なかなか考えを巡らせられない!!」というもの。
生成AIなどが台頭して、誰でも文章を書けるようになると言われていて、その現実に向き合わねばならないのに……いざ、自分の話となるとキャリアの棚卸しができないということなのかなと思います。
私も仕事柄??、ここ最近書くお仕事が多くなっているだけに、そのあたりの焦燥感などは、激しく同意です。
そして、少し前ではありえなかった、以前勤めていた会社に戻るなんてこともよく聞かれ、はたらき方にも多様性があるなと感じること多々。
○副業を「禁止されてもやりたい」という人も
では、そもそも副業ができない企業に勤める人って、副業をどう思っているのか?も気になるところ。そこでパーソルイノベーションが展開する副業マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』の調査結果で印象深いものをご紹介します。
副業が禁止されている企業に勤める全国の男女627人を対象にした副業禁止企業における従業員の意識調査です。その結果、約3人に1人が「禁止されている状態で副業をしようと思ったことがある」と回答しているのです。
これはもはや、副業禁止でも何かしら成長したいエネルギーを持て余している人がこれだけいるということにも言えますね。
とはいえ所属する会社の規定で「副業が禁止されている」人がいるということも紛れもない事実です。
○キャリアアップは転職以外もある
そんな人に向け、副業以外のキャリア形成を指南する書籍、『リスキリングが最強チームをつくる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)も先ごろ発売されています。
今までの仕事のやり方を踏襲するだけでなく、デジタルを活かして成果を挙げられるリーダーシップなどに関して豊富な事例を添える内容です。
著者が所属するパーソルイノベーションの代表取締役社長 大浦征也氏は次のように社内でのリスキリングと、書籍について解説しています。
「わが社は、パーソルグループ内で新規事業プログラム"Drit"などを通じて、新規事業を次々に立ち上げていく役割を担っています。長寿化で多様化するはたらき方に関わる新規事業は、枚挙にいとまがない状況です。つまり、新卒で入った会社1社にずっと在籍するということ自体が珍しいことになるのです。
そのような中、今回の書籍では、会社側が優秀な人材に活躍して貰える舞台や施策を用意できれば、リスキリングで人材流出を防げる事例が豊富に書いてあります。とりわけ大きな比重で語られていると感じたのは"生涯学び続ける"重要性とも理解しています。流行語のようになってしまっているともいえるリスキリングですが、キャリアの棚卸し? 点検を行うことで、自分に必要な学習ができるのです。
自分も著者である柿内も多くの方々の転職の支援に携わってきましたが、転職=キャリアアップ、年収アップとも言い切れない時代が到来しているのです。人により、直線的なキャリアップではなく、まわり道をして、時には、失敗などしながらも最終的にキャリアを花咲かせる方法は、いくらでもあると思います。リスキリングと労働市場の流動化をセットで1度キャリアを見つめ直してもらうきっかけになるものだと確信しています」
おっしゃる通り、わたし自身も転職組なだけに、最初の数カ月は、キャッチアップ兼ねて学ぶことに無我夢中でした。それが習慣化すると当たり前になり、今や学ばないと気持ち悪い感じです。
よくわからないアピールを挟んでおりますが……、本気で学びの大切さを日々感じています。
大切なことは、常に学び続け、自分の現在地を、適宜確認しながらキャリアの軌道修正をしておくことだと思うのでした。
○著者プロフィール:清水さやか
今やさや姉が動くと掲載増という異名も。掲載数を大幅に増加する広報のスペシャリストとして、企業講演を多数実施しながら、企業内広報の価値をひたすら追求。数社の広報を経て、パーソルグループで新規事業をミッションとする複数社の広報責任者として統括。

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