【実食レポ】ポーラ美術館&モネ『睡蓮の池』とメズム東京のコラボが実現- “旅する画家”の名画を五感で味わう魅惑のアフタヌーンティー

2024年4月26日(金)7時0分 マイナビニュース

東京港区・竹芝のモダンラグジュアリーホテル「メズム東京 オートグラフ コレクション」の16階、バー&ラウンジ「ウィスク(Whisk)」でしか味わえない、スペシャルなアフタヌーンティー『アフタヌーン・エキシビジョン』をご存知ですか? ホテルが開業した2020年以来、新メニューが登場するごとに、アフタヌーンティー好きはもちろん、アート好きの間でも話題になっていましたが、5月3日からスタートする待望の新作は、なんと、箱根のポーラ美術館とのコラボレーション! ひと足早くお披露目された試食会の様子をレポートします。
○■アート好きのクリエイターが本気で考案する“食べるアート”
新感覚のアフタヌーンティーシリーズ『アフタヌーン・エキシビジョン』は、アートが好きすぎるクリエイターらが、数々の名画や作家をテーマに、「アートを広めたい!」という本気度の高い独創的なメニューを考案。食べてしまうのがもったいないくらい美しい、まさにアート! なメインプレートのスイーツと、ストーリー満載の考え抜かれたセイボリー、見事なペアリングのモクテルなどを期間限定で展開してきました。
今回は、フランスの印象派の画家クロード・モネが1899年に描いた名作「睡蓮の池」がテーマ。フランスやイギリス各地で過ごし、“旅の画家”とも呼ばれたモネのエピソードから生まれたスイーツと、セイボリー8種、オリジナルドリンクが楽しめます。
○■モネの生涯を辿るようなスイーツ&セイボリー
まずは、とっても素敵なプレートでサーブされるセイボリーから。左端は、カラメルを塗ったシューやクリームとパイを組み合わせた、フランスの伝統菓子「サントノーレ」。モネが生まれた1840年に、パリの菓子職人が考案したメニューだそう。
続く「ピュイダム—ル」は、モネが家族と暮らしたノルマンディーにちなんで、ノルマンディー産のりんごのお酒・カルヴァドスを使ったなめらかなアイス。華やかな香りが印象的な、大人の味わいです。
1859年にパリに戻り、絵画の勉強を始めたモネ。同じ頃にパリで人気だったお菓子「サバラン」は、季節の果物であるイチゴを使ったアレンジが新鮮でした。見た目もサイズもとにかくキュートな一品です。
程よい塩味がアクセントの「スコーン」と、甘酸っぱいラズベリージャムの「ビクトリアンサンドケーキ」は、モネが普仏戦争(1870〜71年に、ドイツ統一を目指したプロイセンと、それを阻むフランスとの間で行われた戦争)を避け、イギリス・ロンドンに滞在していたことに由来します。
甘い「サバラン」の後の「スコーン」、そして甘酸っぱい「ビクトリアンサンドケーキ」、と多彩な味わいで食べ飽きません!
モネが睡蓮の作品を描くきっかけになったとも言える出会いが、1889年に開催されたパリ万博。日本美術や庭園、植物などを目にした翌年、ノルマンディー地方のジヴェルニーに家を買い、大きな池のある庭づくりをスタートさせます。
ほぼ同時代に、フランスの修道院で古くから作られてきたレシピをアレンジし、大人気となったお菓子が「フィナンシェサレ」。そして、ノルマンディと同じフランス北部のブルターニュ地方で生まれたのが、「ガレット」です。どちらも小ぶりだけど満足感のある味わいでした。
最後を締めくくるのは、生クリーム入りの甘くて濃厚なアーモンドクリームとパイ生地の素朴なお菓子「ミルリトン」。ノルマンディー地方の都市・ルーアンで親しまれているタルトレットです。
『睡蓮の池』をイメージしたメインプレートは、作品にも描かれた太鼓橋をイメージしたホワイトチョコレートと蓮の葉、透き通った水面のような柚子ゼリーと抹茶と小豆のムース、チョコレートムースとサブレショコラが重なったスイーツ。華やかでみずみずしいエディブルフラワーが、まさに水面に浮かぶ花々のようです。
○■これからの季節にぴったり 目にも爽やかなペアリングモクテル&ティー
セイボリーと一緒にサーブされる「サングリア風アールグレイティー」は、サングリアシロップをブレンドして、すっきりとした味わいに。セイボリーを一品ずつゆったり味わう方にも寄り添うように、氷が溶けてもバランスのとれた味がキープされると聞き、びっくりしました。
メインプレートと一緒にサーブされる「玉露とりんごのモクテル」は、意外な組み合わせながら、すっきりした味わいがスイーツにぴったり。『睡蓮の池』のグリーンを思わせる爽やかなドリンクです。そして最後には、東京・恵比寿発祥の猿田彦珈琲とメズム東京がコラボレーションした、オリジナルブレンドのコーヒーが味わえます。
○■アフタヌーンティーを味わったら、作品に会いに箱根へ行こう
試食会では、ポーラ美術館の学芸課長である岩﨑余帆子さんが、クロード・モネと『睡蓮の池』について解説しました。
「ポーラ美術館は、日本で最も多い19点のモネの作品を所蔵していて、現在、コレクション展でも数多くご紹介しています。今回のテーマとなった『睡蓮の池』は、ポーラ美術館でなければ見ることのできない作品ですので、ぜひ箱根へ足をのばしてください」と笑顔で挨拶されました。
2024年は、「印象派」が生まれてから150年の記念すべき年。フランスはもちろん、日本各地でも印象派にまつわる展覧会やイベントが数多く開催されています。初夏の気持ちよい季節、メズム東京と箱根へ、モネの作品を訪ねる旅を楽しんでみたいですね。
■information
アフタヌーン・エキシビション チャプター11 『睡蓮の池』
場所:メズム東京16階 バー&ラウンジ「ウィスク」
期間:5月3日〜8月31日/14:00〜/14:30〜/15:00〜/要予約
料金:平日7,000円〜(税・サービス料込)、土日祝:8,000円〜(それぞれ税・サービス料込)

マイナビニュース

「フタ」をもっと詳しく

「フタ」のニュース

「フタ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ