ラーメン官僚が太鼓判を押す、大阪の本当に美味しいラーメン【4】

2024年4月26日(金)10時0分 食楽web


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●年間700杯以上を食べ歩く“ラーメン官僚”こと田中一明氏が、日本全国のローカル・ラーメンの最新事情&行く価値のある名店をご紹介します。

 大阪の最旬ラーメン店をご紹介したい。なぜ大阪なのか。大阪は、東京、神奈川に次ぐ約880万の人口を誇る、西日本ナンバーワンの大都市。域外からの旅行者も多く、情報としてのニーズが極めて高いと考えたからだ。

 2024年現在における大阪のラーメン事情を概観すると、下記の通り。

1.ラーメンの平均レベルは、東京のそれと肩を並べるほど高い
2.東京と比べ、スープが濁った白湯系ラーメンを出す実力店が目立つ
3.東京の実力店にルーツを有する店も多い

これら3点が、大阪ラーメンシーンの大きな特徴だ。


『うまそうなラーメン屋』は、大阪メトロ堺筋線・扇町駅から徒歩6分ほど。雑居ビルの地下1階にある

 今回ご紹介する店は、2に該当する。つまり白湯系ラーメンの実力店だ。それが2023年5月にオープンした『うまそうなラーメン屋』。なんとも風変わりな店名だが、至極の白湯ラーメンがいただける名店だ。

行列必至の名店 『うまそうなラーメン屋』


いつも大繁盛の『うまそうなラーメン屋』

 大阪には『人類みな麺類』(西中島)や『ラーメン荘 歴史を刻め』(下新庄)など、ユニークな店名を冠するラーメン店が数多く存在するが、『うまそうなラーメン屋』も、間違いなくその中のひとつだろう。


〈脳好クリーミーラーメン♯醤油〉

 雑居ビルの地下1階にひっそりと佇む同店は、2023年5月にオープンした比較的新しいお店。にもかかわらず、ランチタイムには長蛇の列が連なるほどの人気を確立している。

 基本メニューである〈脳好クリーミーラーメン〉は、“白湯王国・大阪”の名に恥じない完成度を誇る逸品。


スープ、麺、チャーシューやたまねぎに至るまで、手抜かりは一切なし

 私がいただいた〈脳好クリーミーラーメン♯醤油〉は、3種の動物系素材(鶏・豚・牛)を丁寧に炊き上げブレンダーでふんわり泡立たせたスープのうま味が、醤油ダレのリッチな風味の後押しも相まって、終盤まで右肩上がり状態。モッチリした中太麺の存在も、頼もしい限りだ。

●DATA

店名:うまそうなラーメン屋

住:大阪府大阪市北区太融寺町2-21 ニュープラザビルB1
アクセス:大阪メトロ堺筋線・扇町駅から徒歩6分、大阪メトロ谷町線・東梅田駅から徒歩約7分

●著者プロフィール

田中一明
「フリークを超越した「超・ラーメンフリーク」として、自他ともに認める存在。ラーメンの探求をライフワークとし、新店の開拓、知られざる良店の発掘から、地元に根付いた実力店の紹介に至るまで、ラーメンの魅力を、多面的な角度から紹介。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条から、年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。47都道府県のラーメン店を制覇し、現在は各市町村に根付く優良店を精力的に発掘中。

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