年齢を重ねると婚活が難しくなるのは必然?1300組以上を結婚に導いた婚活スペシャリスト「まず正しく知るべきは<自分の婚活市場価値>」
2024年4月30日(火)12時30分 婦人公論.jp
(写真提供:Photo AC)
厚生労働省が公開した「人口動態統計速報(令和5年12月分)」によると、2023年の婚姻数は48万9281組で、90年ぶりに50万組を下回りました。まさに「結婚氷河期」ともいえる昨今ですが、「本気になれば、誰でも2年以内に結婚出来ます!」と話すのは、1300組を結婚に導いた婚活スペシャリスト・佐藤律子さん。今回は、20年以上の経験で培った婚活で成功するノウハウを、自著『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活完全ガイド』から、一部引用、再編集してお届けします。
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恋愛と婚活の違い
恋愛と婚活の違いを、ご存じでしょうか。
恋愛は何かのきっかけで出会ってお互い自然に惹かれ合うもの。
婚活は結婚相手を決めるために、異性との出会いを求める行動をいいます。
婚活のゴールは結婚ですから、ウキウキした恋愛感情よりも大事なことは、「この人と結婚したらどうなるか」という現実です。
女性と男性では相手に求めるものが違う
婚活には異性からの人気度をはかる「婚活市場」という言葉が存在します。
この婚活市場では、主に年齢や年収、容姿など表面的な部分で相手の価値を見極める場面が多いでしょう。しかも、女性と男性では、視点がかなり違います。
多くの女性が男性を見極める際に重視するのは、年収、職種、容姿です。しかし男性では、女性の年齢と容姿が大きな割合を占めます。
結婚したら子どもがほしいと考える男性にとって、その対象となる世代の女性は婚活市場での価値が高いといえます。事実、その年齢の女性はとてもモテます。
逆にいうと、ある程度の年齢を超えると、年齢を重ねるごとに市場価値が下がっていくと考えるのも仕方のないことだと思います。
加えて、自分の年齢が上がれば出会える男性の年齢も上がり、理想の男性と出会いにくくなります。年齢を重ねるごとに婚活が難しくなる、という事実を理解しておきましょう。
年齢以外に勝負できる魅力はどこ?
この市場価値を知っていても、女性の婚活がうまくいかないことがあります。その理由は、自分が求める相手への理想と、自分の市場価値のバランスが悪いからです。
例えば、40代の女性が、年収が高くて自分より少し若い男性と結婚したいと思っている場合。女性は男性の年収を第一条件にあげることが多いので、年収が高い男性は婚活市場での価値が非常に高いのです。
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ということは、とてもライバルが多いわけで、そのライバルに20代の女性が含まれることもあるでしょう。そして年収が高い男性が20代と40代の女性それぞれに同時にアプローチされたら、どちらを選ぶか…
経験上、大多数が20代の女性を選んでいるのも事実です。
自分の市場価値を正しく知る
こんなことが続いたら心が折れてしまいますよね? では、どうすればよいでしょうか。それは、やはり自分の市場価値を正しく知ることにつきます。
40代以上の女性が、婚活市場での自分の価値を知るということは、傷つくためではなく、妥協するためでもなく、相手への理想を少しずつ調整する柔軟性を身につけることなのです。
例えば、あなたが年齢以外で勝負できる魅力はどこですか?
それを見つけて磨きあげて男性にプレゼンすることが、幸せな結婚をするために必要なことなのです。
※本稿は、『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活完全ガイド』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。
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