「友達から合コンに誘われた」「後輩に告白された」相手の愛情を試す行動が招く悲劇とは…婚活スペシャリストが教える<恋愛感情との向き合い方>

2024年5月2日(木)12時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

厚生労働省が公開した「人口動態統計速報(令和5年12月分)」によると、2023年の婚姻数は48万9281組で、90年ぶりに50万組を下回りました。まさに「結婚氷河期」ともいえる昨今ですが、「本気になれば、誰でも2年以内に結婚出来ます!」と話すのは、1300組を結婚に導いた婚活スペシャリスト・佐藤律子さん。今回は、20年以上の経験で培った婚活で成功するノウハウを、自著『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活完全ガイド』から、一部引用、再編集してお届けします。

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男性は、女性ほど恋愛にのめり込まない


男性と女性では、恋愛相手のことを考える割合が違うようです。私はこれを「恋愛脳」と呼んでいます。

女性はひとたび恋愛関係になると、頭の中の7割が好きな人のことでいっぱいになり、他のことが手につかない状態になりがちです。

ところが男性は、どれだけ恋愛感情が高まったとしても、頭の中の3割程度しか彼女のことを考えません。男性は仕事が忙しいなど何かに集中していると、彼女の存在を忘れます。友人と遊ぶときにはそれに没頭して、彼女のことを思い出すことはないでしょう。

予備校講師の友人が面白いことを教えてくれました。大学受験期に恋人ができると、男子は合格するカッコいい自分を見てほしいと考えて勉強へのモチベーションがアップして、成績が上がる傾向にあるそうです。

ところが女子は恋愛脳が影響して頭の中が彼のことでいっぱいになり、成績がガクンと下がる傾向にあるそうです。

恋愛脳の埋められない溝


女性は心から好きな相手と恋愛関係になると、恋愛のことばかり考えてしまうようになります。これが、順調な交際を破局に向かわせる毒になることもあるのです。

例えば、仕事がとても忙しい男性とお付き合いをしたとします。もちろん、彼との結婚を考えています。彼が忙しいのはわかっているけど、なかなかデートができない、LINEをしても返事が来ない。

こういったことが続くと、女性は彼の気持ちを試すような危ない行動に出ます。

まず、「会いたい、会いたい」とわがままを言います。もちろん、会いたいと思うのは恋人だから当たり前ですね。

そして、忙しい彼がその要望に応えて会う時間を作ったとします。彼は「彼女と楽しい時間を過ごしたい」と思っているのに、彼女は、今まで会えなかった不満やLINEの返事が遅いことを彼に伝える時間にしてしまいます。

不満を浴びせられた彼は心理的負担を感じてしまい、彼女への「好き度」がちょっと下がって、恋愛脳の3割すべてで好きだった気持ちが2割に減ってしまいました。

男性を試すような行為は、破局を招く


ちゃんと改善点を伝えたのに彼の態度や行動がまったく変わらなかったので、女性は次の行動に出ます。「友達から合コンに誘われた」「後輩の男性に告白された」など、他の男性の影をちらつかせて彼の愛情を試すのです。

もちろん、彼に引き止めてほしくて言っているのですが、男性は試されることに嫌悪感を抱いて、思わず「別に、好きにしろよ」と反応してしまいます。こうしてさらに男性の好き度は減り、恋愛脳の1割しか彼女への愛情がなくなってしまいました。


(写真提供:Photo AC)

そして彼女は彼を試す最後の行動に出ます。「私のことを大切に思ってくれないのなら、もう別れましょう」。これが最後の試しです。本心では「お願い! 別れたくないって言って」と思っているのですが、すでに恋愛脳の1割しか好きな気持ちが残っていない彼は、「わかったよ。じゃあ別れよう」と返事をします。

こうして、この恋愛は破局を迎えました。女性が勝手に地雷を仕掛けて自爆したように見えますが、ほとんどの女性が経験しているといっても過言ではないパターンです。

恋愛脳を5割ぐらいに下げる努力を


男性は試されることがとても嫌いです。「試される=信頼されていない」証拠だからです。

しかし、女性は相手を好きになればなるほど、自分自身をコントロールできない状態に陥ってしまいがちです。

だからせめて、恋愛脳の比率を7割から5割ぐらいまで下げられるといいと思います。2割の時間を使って、自分磨きに打ち込むことをおすすめします。料理教室に通ったり、ダイエットしたり、資格を取ったりして、気をまぎらわして男性に心理的負担をかけるようなことをしないように心がけてください。

恋愛に多くのエネルギーを注ぐのではなく、適度に力を抜いて恋愛感情と向き合いましょう。そうすれば心地よい関係性を築けます。

※本稿は、『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活完全ガイド』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。

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