なんでココでだけ...? 愛知・一宮市民が体育館を「おくうん」と呼ぶ理由

2021年5月3日(月)6時0分 Jタウンネット

[ドデスカ - 名古屋テレビ] 2021年4月21日放送の「あらゆるサーチ」のコーナーで、愛知県一宮市独特の方言が紹介されました。

一宮市の学校では、体育館を「屋内運動場」と表記しており、それを略して「屋運(おくうん)」と呼ぶのだそうです。

一宮市に隣接する9市町で調査すると、江南市も岩倉市も、岐阜県の羽島市や各務原市も「体育館」で、「おくうん」と呼ぶのは一宮市民だけでした。

なぜ、一宮市だけ体育館を「屋内運動場」呼ぶのでしょうか。

市役所に聞くと...

市役所で聞くと、「法律に屋内運動場と明記されていたから」との回答。

実は、政府がかつて出していた法令には、体育館ではなく屋内運動場と書かれていました。2002年に法令は見直され、体育館に記述が変更されましたが、一宮市では、「屋内運動場」を使い続けたため、今でも、「おくうん」が定着しているそうです。

また、ジャンケンのとき、一宮では、「あいこでしょ」の次のかけ声は「まんだのせ」。特に、尾西地区で使われているそうです。

岐阜大学の山田敏弘教授によると、「まんだ」はこの辺りの方言で「まだ」の意味、「せ」はかけ声。つまり、「まんだのせ」は「まだだよ」と解釈できるのではということでした。

言葉って面白いですよね。特に地方出身者は、大学で全国共通だと思って使ったら、実は、自分の住んでいたエリア限定の言葉だったと気づくこともよくありますね。

(ライター:iwatami)

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