新しいサマンサタバサの未来予想図に期待 - 『第10回マイナビキャリア甲子園』を終えて担当者が感じたこと

2024年5月14日(火)10時0分 マイナビニュース

企業・団体が出題するテーマに対して、高校生チームが課題解決に挑むアイデアコンテスト『第10回マイナビキャリア甲子園』が開催された。今大会には、過去最多となる1万人以上が参加。Innovation部門では、サマンサタバサ代表の「トリオンゲーム」(かえつ有明高等学校)が準優勝を果たしている。
企業の担当者は、どのような思いで高校生たちの活躍を見守ったのだろうか? 『第10回マイナビキャリア甲子園』の協賛企業のひとつ、サマンサタバサの担当者にコンテストの裏側について聞いてみた。
○■コンテストに参画した理由
話を聞いたのは、ブランド&デザインマネジメント部 プロモーション課の安武美織さん、辻本亜樹さん、東美幸さん。普段はブランドのPR・企業広報に関わっており、マイナビキャリア甲子園ではすべての領域にわたって対応した。
——マイナビキャリア甲子園に参画した理由について教えてください。
サマンサタバサは、いつまでも皆さまにご愛用いただける日本発の世界ブランドを目指して、日々、努力を続けています。私たちは『ひと手間かけた思いやり』を大切にしており、皆さまの笑顔があふれる思い出づくりを世代を超えてご一緒させて頂けるような存在になりたいと願っています。
マイナビキャリア甲子園をきっかけに、高校生の皆さまの大切な思い出づくりにご一緒できることをとても嬉しく思いました。高校生が発想する、私たちの想像の枠を超えた新しいサマンサタバサの未来予想図、企画に巡り合えることにワクワクする思いでした。
○■テーマに込めた想い
——今年、サマンサタバサが設定したテーマは『サマンサタバサのサービスと商品を通じて、複数の世代が一緒に喜びを共有できる新たなサービスを考案せよ』でした。このテーマには、どんな狙いがありましたか?
私たちは、いろいろな方に愛用していただくブランドになりたい、という思いがあります。多様なブランド展開があれば、すべての人のライフスタイルに寄り添っていけます。高校生のアイデアを元に、複数の世代が一緒に喜びを共有できるサービスを開発できたら素敵だなと思い、このテーマを設定しました。
高校生ならではの視点で、サマンサタバサが新しく生まれ変わるような、斬新なアイデアを期待していました。
——実際に参画してみて、どう感じましたか?
高校生とは思えないクオリティで、審査を勝ち上がっていくごとに進化していました。ファッションというカテゴリーにとらわれず、旅行・文化・サービス・アプリなどの領域にもアイデアが広がっていく、その柔軟な発想は高校生ならではだと感じました。高校生が熱く戦うマイナビキャリア甲子園という大会は、日本の未来にとっても素晴らしい機会になると思います。
○■どのようにアイデアを磨いた?
——高校生とは、どのようにアイデアをブラッシュアップしていきましたか?
高校生のアイデアをベースに、求められる情報を提供したり、疑問に回答したりするなかで、頭の中のイメージを一緒に整理していきました。週1回の打ち合わせを行い、LINEを通して日々コミュニケーションを深めて、疑問があればタイムリーに解決して——。オンラインだけでなく、直接会うことも大事にして信頼を深めていきました。
——高校生とのやり取りの中で、印象的だったエピソードがあれば教えてください。
毎回、会うたびに差し入れのお菓子を持ってきてくれていたのですが、サマンサタバサが大切にしている『ひと手間かけた思いやり』を体現しようとしてくれているのが伝わってきました。また最初は消極的だった子が、何度もコミュニケーションをとることによって積極的にコミュニケーションを取ってくれるようになりました。慣れない環境で、普段接することのない大人に囲まれた約1カ月間のプロジェクトだったと思いますが、その期間中に生徒たちが成長していく姿にはこちらも感動しました。
高校生3人のチームでしたが、明確な役割分担があり、それぞれが自分の仕事を一生懸命にこなしていく姿も印象的でした。
○■コンテストを振り返って
——コンテストを終えて今、どのように総評しますか。
高校生たちの新しい発想、気づきをもらえる貴重な機会となり、私たちにとっても大変学びの多い時間でした。高校生が本気で戦う姿に私たちも刺激を受け、あらためて本気で物事を全うする楽しさ、感動を教えてもらったように思います。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら

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