雄叫びやため息など“類人猿の出す声”AI使った解析進む

2024年5月18日(土)3時50分 ナリナリドットコム

類人猿の出す声の解析が進んでいる。咆哮やため息を含め、類人猿が出す1033もの音が研究中で、人間と類人猿の間の共通言語発見に繋がる可能性もあるという。

ニューヨークのコーネル大学の研究チームは、13匹のボルネオオランウータンの雄が発した117の「ロングコール」と呼ばれる雄叫びのデータを分析。AIを使い、それぞれのカテゴリーに分類することに成功した。
生態学者のウェンディ・エルブ博士はこう話す。
「オランウータンのロングコールの複雑さを紐解くことを目指した研究です。この声はインドネシアの広大な距離を超えて、彼らがコミュニケーションをするのに重要な役割を担うものです」
「私たちの研究はオランウータンのコミュニケーションへの確実な前進となりましたが、まだまだ解明されていないことがたくさんあります」
「オランウータンは私たちの説明よりもずっと多くの音の種類を持っている可能性があるのです」

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