スマホの顔認証、うまく開ける?ホームボタンがなくなった!iPhoneの疑問あれこれ。Face IDのしくみ、Siriの使い方…ホームボタン、イヤホンジャック廃止の理由も
2024年5月25日(土)12時30分 婦人公論.jp
イメージ(写真提供:Photo AC)
円安による価格高騰の中でも根強い人気を誇るiPhone。去年9月にはiOS17がリリースされ、さらなる機能強化が行われました。しかし、これまでiPhoneをめぐっては機能が多すぎるあまり十分に活用しきれなかったり、従来多くのユーザーに支持されてきた機能が突如廃止されたりと、しばしば混乱を招く事態も発生しています。今回はiPhoneの機能にまつわるちょっとした疑問をまとめました。
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Face IDのしくみって?
iPhoneのFace ID(顔認証)では、画面の上部にある小さなカメラ(TrueDepthカメラ)が使われます。このカメラから、目に見えない多数のドットを顔の上に投射して数学的データを作り、あらかじめ登録されている顔のデータと照合するというのが主なしくみです。
さらにiOS15.4を搭載したiPhone12以降のモデルでは、ユーザーの目元の特徴を分析することで、マスクを着用した状態でもFace IDを使用できるようになりました。
<Face IDでスムーズに認証するためのポイント>
・顔から25〜50 cm程度離す
・画面と目線が平行になるように持つ(机などに置いた状態で上から覗きこむようにするとうまく認証されない)
・メイク前とメイク後、眼鏡の装着時と未装着時など、複数種類の顔を登録しておく
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Siriはどうやって使う?
Siriとは、iPhoneやiPadに搭載されているAIアシスタントのことです。iPhoneに「Siri」または「Hey Siri」と呼びかけることで起動し、質問に回答してくれたり、手動だと手間がかかってしまうような設定をすぐに行ってくれたりします。例えば料理中や仕事中などで両手がふさがっているときでも、Siriを呼び出せば口頭でiPhoneを操作できるので便利です。
<Siriへの指示例>
・タイマーやアラームを設定
「〜分後にタイマー」と話しかけるとタイマーを、「〜時に起こして」と話しかけるとアラームを設定してくれる。
・カレンダーに予定を登録
「〜日の〜時に〜(予定の名前)を登録」と話しかけると、iPhoneのカレンダーアプリに登録してくれる。
・電話をかける
「〜(名前)に電話」と話しかけると、電話帳からその人の連絡先を探し出して電話してくれる。「ハンズフリーで〜(名前)に電話」「スピーカーホンで〜(名前)に電話」と伝えれば、スピーカーをオンにした状態で電話してくれる。
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ホームボタンはなぜ廃止された?
iPhone X以降(iPhone SE2、SE3は除く)、iPhoneの画面下部にあったホームボタンが廃止されました。
「ボタンを押すだけでホーム画面に戻れる」など、物理的でわかりやすい操作性に慣れ親しんでいたユーザーが多かったため、ホームボタンの廃止にあたっては戸惑いの声が続出したようです。
廃止の理由については明言されていませんが、「ディスプレイをより広く活用するため」などが理由ではないかと考えられています。
<ホームボタンの有無によって操作が異なるジェスチャの例>
・ホーム画面に戻る
ホームボタンがあるモデル:ホームボタンを1回押す
ホームボタンがないモデル:画面の下端から上にスワイプする
・起動しているアプリの一覧を開く(マルチタスク)
ホームボタンがあるモデル:ホームボタンを2回押す
ホームボタンがないモデル:画面の下端から上にスワイプして中央で指を止め、放す
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イヤホンジャックがないのはなぜ?
iPhone 7からイヤホンジャック(有線イヤホンを挿すための穴)が廃止され、一般的な有線イヤホン(口径が3.5mmのもので、パソコンやテレビ、ゲーム機に対応していることが多い)を使用することができなくなりました。そのため、今流通している多くのiPhoneにはイヤホンジャックがついていません。
イヤホンジャックが廃止されたのは、「防水性を向上するため」や「イヤホンジャックを削除し、空いたスペースに部品を追加して機能を向上するため」などが理由であるとされています。
<iPhoneでイヤホンを使う方法>
・iPhoneの端子(iPhone14までは「Lightning」、iPhone15以降では「USB-C」)と3.5mm口径の有線イヤホンとをつなぐ「変換アダプタ」を使用する
・Lightning端子(iPhone14までのモデルの場合)またはUSB-C端子(iPhone15以降のモデルの場合)の有線イヤホンを使用する
・無線イヤホンを使用する
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