痛みだけではない「天気痛」とは?梅雨の時期の過ごし方について

2023年6月17日(土)11時10分 ココカラネクスト

 ここ数日雨が続き蒸し蒸しする日が増えましたね…。

こういう時季に「気が滅入る」「何となく不調」という人がいたら、それは気象病かもしれません。。。

でも、これまでの習慣を少し変えでいただけますと梅雨時期の悩みが改善することに繋がります。

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1.梅雨時期特有の気象病の可能性をチェック!

・湿度が高いと体の節々が痛む
・梅雨の寒さが苦手
・雨の降り出しそうな気配が分かる
・乗り物酔いしやすい
・耳鳴りが起こりやすい。耳抜きが苦手
・ケガなどで体を痛めたことがある
・ストレスが多い

2.痛みだけではない、「天気痛」とは?

・気象病の代表は「天気痛」とよばれるもの。天気痛とは、天気の影響を受けて生じたり、悪化したりする慢性の痛みのある状態のことです。

天気が変わるときは、気圧や湿度、温度などが変化します。これらの変化を身体が感じ、それがストレスとなって交感神経に作用するのです。交感神経は、内臓などの機能をコントロールする自律神経のうち、身体を活発にさせる働きをします。交感神経が優位になることで片頭痛や腰痛、関節の痛みなどの慢性痛が悪化します。

・梅雨時というのは、低気圧が繰り返し前線の上を通過している状態で、気圧が毎日のように変動します。その影響で、片頭痛や腰痛などの天気痛が引き起こされてしまいます。
さらに、梅雨特有の高い湿度や寒暖差は、天気痛を悪化させる憎悪因子となります。関節リウマチや関節痛、神経痛、スポーツ外傷などは、特に梅雨時に痛みが出やすいですね。梅雨頭痛という言葉もあります。日照時間も短いことから精神的にイライラしたり、うつ症状が出やすい人もいます。

3.梅雨の気象病を軽減する方法

梅雨時の気象病をコントロールするには、どうしたらよいのでしょうか?

・天気は変えられませんが、行動を少し変えることで過ごしやすくなります。ポイントは、身体を動かすことと生活のリズムを整えることです。

・梅雨時は室内にこもりがちですが、晴れ間があったら外に出て、身体を動かすなどしましょう。散歩や軽く汗をかく程度の運動がお薦めです。

・雨が降る日は副交感神経が優位になりやすく、体内リズムが乱れがちです。太陽が顔を出したら意識して光を浴びることで自律神経を整えましょう。食事や睡眠など生活のリズムを保ち、お腹を冷やさないことも大切です。
梅雨時は湿度が高く、汗をかきにくいことも多いからです!

・梅雨時は、肌に何かが張り付くような感じがしますが、実際に水分が蒸発しづらく、発汗作用が機能していない状態です。これが長く続くと、汗をかきづらい身体になってしまいます。ですから、こまめにタオルでふくなど、汗をかけるようにしましょう!!

4.梅雨時の「養生」が熱中症対策にもなります!

「養生」という考え方が、とても大切だと言います。身体を動かす、規則正しい生活をする、お腹を冷やさないなど、基本的なことです。

・梅雨が明けると急に暑さがやってきます。夏に備えて、身体を整えておく必要があります。梅雨は汗をかきづらいために、発汗機能が衰えているのです。梅雨の後に熱中症になりやすいのはこのためです。ですから、梅雨の間から汗をかける身体にすることが大切です。梅雨時の養生は、夏の暑さに耐えられる身体づくりでもあります。

これまでの生活習慣を見直すことで、梅雨を楽に過ごせるようになるだけでなく、夏への備えにもなるのですね。しっかり気象病対策をして、梅雨を乗り切りましょうね!

[文:meilong スタッフ]


「東京・恵比寿で美容鍼灸,鍼灸治療をお探しならmeilongへ(https://www.meilong.jp/」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。

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