赤ちゃん抱っこでの新幹線に緊張。昼寝から目を覚ました息子に、隣の列の女性が…
2023年7月19日(水)7時11分 マイナビ子育て
どんなに準備万端で出かけても、子供と乗り物での移動時は心配事が絶えないですよね。今回は、子供と乗った新幹線で優しさを感じたという31歳女性のエピソードを紹介します。
新幹線での移動中、昼寝してはずの息子が駅のアナウンスで起きてしまい高まる緊張
私が以前、まだ赤ちゃんだった息子を連れて新幹線に乗ったときのことです。その頃は息子を抱っこ紐で抱っこし新幹線に乗っていました。
時間帯も息子の昼寝時間に合わせ、何があってもすぐに移動できるよう3列席の通路側を利用し、区間は盛岡から大宮で2時間もかかりませんが途中ぐずらないようおもちゃやお菓子など持って乗り込みました。 盛岡を出るとすぐに寝た息子に一安心しましたが、途中の仙台駅に停まったときです。アナウンスで息子が目覚めてしまい、さらに私の席の列の窓側に女性が乗り込みました。迷惑をかけないようにしなければ……と一気に緊張し始めました。
息子が女性をじっと見つめていると……
席に着くなりすぐさま食事を始めた女性を、じっと見つめ始めた息子。女性の気を悪くさせてしまうのでは……と思い、息子を注意すると「いいよ、気になるもんね」と笑ってくれました。
女性は食事を終えると、息子や私に話しかけてくれました。ご自身にも姪御さん甥御さんがいらっしゃり、小さい子どもがお好きとのことで大宮に着くまでの間、ずっと息子の話し相手になってくださったのです。
駅に着くまで息子の相手をしてくれた女性に感謝
大宮に着くときも「息子さん見てるからお母さんは準備しておいで」と息子を見ててくださいました。
私は降りるときに何度もお礼し、そのとき持っていた盛岡名物の福田パンを女性に渡して降りました。子育てに冷たい日本と言われることもありますが、そんな中でもこんなに優しい方がいるのかと本当に嬉しかったです。
今でも、新幹線に乗るたびにあの女性のことを思い出します。あの女性にお会いすることはもうないかもしれませんが、いただいた優しさを今度は私が他の方にお渡しできればと思っています。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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