大ネタ寿司が一皿220円から! 大阪・天神橋の行列寿司屋『春駒』に行ってきた

2021年7月20日(火)10時51分 食楽web


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 日本一長いといわれる大阪・天神橋筋商店街の中にある寿司居酒屋激戦区エリア。バラエティに富んだ「ザ・大阪」なお店が軒を連ね、日々賑わいを見せていますが、中でも一番気になるのが、連日大行列をなす寿司屋『春駒(はるこま)』です。

 本店と支店がありますが、今回は人気の本店へ。店外には大きく書かれた「春駒」の文字。何年も前から行列が絶えない店として有名で、友人曰く、「一人で行くにはこちら側に勢いがないと負ける」とのこと。一体、どんなお寿司が待っているのでしょうか。気合いを入れて、ランチタイムに突撃してみました。

「いらっしゃいませっ!」。店内に入ると、威勢のいい声が響き渡ります。カウンター約10席とテーブル席3つのこじんまりとした店は、すぐに満席。お店のスタッフによると、1日およそ200人もの客が訪れるそうです。

 通されたカウンターの目の前のショーケースにはネタがずらり。メニューも豊富です。注文は、テーブルに置かれている紙に書いて渡すシステムとなってます。では早速、人気のネタをいただきましょう。

ツヤツヤに輝くボリューム満点の大きなネタが圧巻!


鯛2貫 330円、まぐろ2貫 220円(すべて税込)

 まずは「鯛」と「まぐろ」から。お皿からあふれんばかりの大きなネタがツヤツヤと輝いていて、食欲をそそります。このボリュームで一皿220円から食べられるなんて驚き! 明らかにシャリよりもネタの方が大きく、ネタで勝負を感じるお寿司です。

 この赤身のまぐろの厚み……「参りました!」と口から出てしまいそうなほど、どっしりとしています。口の中で溶けていくようなネタは、まるでシャトーブリアンのような高級お肉を食べているかのような感覚。

 ボリューム満点ながら、こんなにもとろけるお寿司には正直、出会ったことがありません。握りすぎていないシャリが程よくネタと交わり、ペロリと食べてしまいました。

上うなぎ2貫も330円で味わえる


上うなぎ2貫 330円

「上うなぎ」もテーブルに置かれた瞬間、度肝を抜かれました。ドヤ顔で見つめてくるうなぎの立派な姿にたじろぎつつ、負けじと口に放り込みます。

 ふわふわの上うなぎの身は、ほろほろと口の中で崩れていきます。こってりしつつもあっさりした後味のタレがよく絡み、素材の旨みもしっかり味わえました。


かに2貫 330円、あじ2貫 330円

 お次は、箸休めで注文したあっさりなお寿司「かに」と「あじ」。まぐろや上うなぎと比べると少し小ぶりですが、食べ応えは十分です。あじは青臭さがなく、添えられた生姜がいいアクセントになっていました。

ラストは極上ネタと巻き寿司で〆る!


とろ2貫440円、サーモン2貫 440円

 最後のネタは迷いましたが、「とろ」と「サーモン」の組み合わせで締めることにしました。トップバッターの“赤身のまぐろ”と、アンカーの“とろ”の食べ比べも気になるところです。

 こちらも肉厚さと柔らかさは度を超えます。強いて言うならば、とろの方がまろやかな口当たりで、溶けていくのも早く感じました。

 おすすめの食べ方はまず、1貫をそのまま堪能。2貫目は口に放り込んだあと、添えられた紅生姜も一緒に味わってみてください。これが意外と合うんです。まろやかなとろにピリッと酸味のある紅生姜の組み合わせは新鮮で、また違った味わいが楽しめます。


サーモンといくらの親子の再会巻 385円

 手巻きのボリュームもスゴイ! 少し塩辛く味付けされた刻んだサーモンのまろやかさ、いくらのプチプチ感が絶妙に混ざり合います。しっかりした味で、さっぱりしたレタスと海苔が全体のバランスを引き締めていました。

 一人でも気軽に入れる『春駒』。地元人はもちろん、市外からも訪れる人が多く、長年愛されているのが感じられました。

 すべてがとろけるネタでボリューム満点、そして安い! 寿司居酒屋激戦区でNo.1と言われる理由が、一貫味わうごとに感じられる良店でした。

(撮影・文◎道面 梓)

●SHOP INFO

店名:春駒 本店

住:大阪府大阪市北区天神橋5-5-2
TEL:06-6351-4319
営:11:00〜22:30  ※ネタがなくなり次第終了
定休日:火曜

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