夜空いっぱいに「花」が広がる... 三重・紀北町の花火が凄いわけ

2017年7月25日(火)17時0分 Jタウンネット

三重県紀北町で開かれた花火大会の写真がツイッターに投稿され、「夢みたいな景色」と話題になっている。


赤、青、緑、ピンク、紫......海の向こうに、色とりどりの小さな花が空いっぱいに広がっている。


「彩色千輪」と呼ばれる花火の種類


こんな幻想的な風景が2017年7月22日夜、ツイッターに投稿され、大きな反響を呼んだ。


ツイッター主によると、三重の友人がLINE上で送ってきた写真だという。


この花火大会は、22日に行われた「きほく燈籠(とうろう)祭」だ。地元の有志らでつくる実行委員会の主催で、「海のねぶた」とも言われる巨大な燈籠が浮かび、花火との競演を楽しめる。花火は、紀北町の長島港を舞台にして、3000発が打ち上げられた。


投稿写真で写されたのは、「彩色千輪(さいしょくせんりん)」と呼ばれる種類の花火だ。ツイッターでは、その迫力が凄いと話題になり、感嘆の声が相次いでいる。


何これ すごーい(*'▽'*)♪
CGじゃないんだよね?笑 https://t.co/9pyIuS9wSO
- kuroneko (@takaranosion) 2017年7月22日

みんな三重に来たくなっただろう!??!!!?! https://t.co/v73fZQ5BOT
- ととまる (@TOTO_HEY_SMITH) 2017年7月22日

「裸の大将」こと、山下清のちぎり絵を引き合いに出す人もいた。


山下清よりも清な風景だ https://t.co/kN4zmcmFDQ
- マゴコロタロウ (@taromagokoro) 2017年7月22日

紀北町の商工観光課は24日、Jタウンネットの取材に対し、花火に迫力が出る理由について次のように説明した。


「15発も同時に打ったので迫力出た」


「彩色千輪そのものは、1つの玉に小さな花火をいくつも詰めてあるもので、いろいろな場所で打ち上げられています。しかし、燈籠祭の花火は、通常の1発だけではなく、15発も同時に打っています。これは珍しいのではないでしょうか」

投稿写真では、海面近くに扇の形をした煙みたいのが見える。これは、花火大会の目玉となった大仕掛け花火「彩雲孔雀(さいうんくじゃく)」を打った後だそうだ。


この花火は、半円状に打ち上げた花火の縁に小さな丸い花火をちりばめ、孔雀の羽のように演出したもの。それが消えたタイミングで「彩色千輪」を打ち上げたので、投稿写真のような風景になったという。


なお、「きほく燈籠(とうろう)祭」は、発表によると、町内外から約5万5000人の人出でにぎわった。

Jタウンネット

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