「深夜に暗い海岸線を走っていたら、後ろをピッタリついてくる知らない車。乗ってたヤンチャそうな4人組が窓から私に...」(神奈川県・50代男性)
2023年8月5日(土)11時0分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Fさん(神奈川県・50代男性)
30年ほど前のある日の早朝、Fさん「淡路島一周でもするか」と思いついた。
神戸に住んでいた彼はさっそくフェリーに乗り、淡路島の漁港にたどり着き......。
<Fさんの体験談>
もう30年ほど前、神戸市に住んでいた時の話です。その日の早朝は暇でとくにすることもなく、部屋から海を眺めていると淡路島が見えました。
当時はまだ若く(笑)、元陸上部で走る事が好きだったこともあり「淡路島一周でもするか」と、思いつきでフェリーに乗り、淡路島のある漁港まで行きました。
深夜過ぎ、車に並走されて...
海沿いの道を時計回りに走ったり、疲れたら歩いたりを繰り返していました。
荷物は走るのに邪魔になるからとフェリー乗り場のロッカーに預け、所持金は1000円くらい。夏の炎天下もあり、持っていたお金は水分補給のために使ってあっと言う間に底をつきました。それから神社などを見つけてはお水を頂いて走りつづけ、深夜過ぎに。
海岸線のほとんど街灯もないところで、後ろにピッタリついてくる車に気付きました。若い少しヤンチャそうな感じの4人組が乗っています。逃げ込む場所もなく、怖くなってきました。
すると、その車が横に並走しながら「なにやってるの?」「何処から来たの?」「何処まで行くの?」と聞いてくるのです。恐る恐る答えると......
「これどうぞ、頑張ってください」
そう言ってジュースを2本差し出してくれたあと、車は去って行きました。
あの時は咄嗟にありがとうくらいしか言えませんでしたが、すごく嬉しかったし今でも良い思い出です。改めてあの時はありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)
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