冷え性も原因かも!? ビタミン B12不⾜による貧⾎にご注意!

2023年8月16日(水)11時0分 ココカラネクスト

 今年も全国的に猛暑が予想されます。気温が高くなると、だるさや立ちくらみなど、不調を訴える人は多くなります。

このような症状は夏バテだと思われがちですが、貧血が不調の原因かもしれません。

貧血とは、血液中で酸素を運ぶ赤血球のヘモグロビン濃度が減り、全身で酸素が不足してしまう状態です。

私たちの活動は酸素と栄養素をエネルギー源としており、貧血により酸素の運搬が十分に行われなくなると、身体の様々な組織が酸素および栄養不足になり、疲労感、めまい、立ちくらみ、動悸などを代表とするさまざまな症状が身体に発生します。

また、貧血には種類があり、内容によって原因が異なります。「貧血=鉄不足」は広く認知されていますが、ビタミンB12不足も貧血の原因の一つとして関与しているのです。

そこで本記事では、大平医院副院長・田邉真帆先生監修のもと、貧血とビタミンB12の関係性や、ビタミンB12の効果的な摂取方法などをご紹介します。

併せて、ビタミンB12不足による貧血が原因の一つとして考えられる、「冷え性」に関する情報や、実際に自分が、貧血が関与した冷え症かどうかをチェックできる『貧血が隠れた冷え症チェックリスト』をご用意しました。

きちんと自分の体を把握し、対策することで、貧血にならない健康的な身体づくりを目指しましょう。

貧血とビタミンB12の関係性

「貧血」の種類と原因

1. 鉄欠乏性貧血:鉄分の欠乏によりヘモグロビンが十分作れなくなることでおこります
2. ビタミンB12や葉酸の欠乏による貧血:ビタミンB12や葉酸の欠乏により赤血球が十分作れなくなることでおこります
3. 再生不良性貧血:血液を作っている骨髄が上手く働かないことで赤血球などの血球成分全部が少なくなります
4. 溶血性貧血:赤血球が早く壊れることによりおこります

 閉経前の成人女性は月経により定期的に鉄を喪失するため、鉄欠乏状態になりやすく、およそ 10〜20%の高い頻度で鉄欠乏性貧血を発症していると言われています。

主な貧血の原因は鉄欠乏による鉄欠乏性貧血ですが、ビタミンB12や葉酸の欠乏により発症する貧血があることにも注目です。

最近は健康や美容、メンタルのセルフメンテナンスのため、ヴィーガンの方が増えており、ビタミンB12欠乏が懸念されています。

ビタミンB12不足による貧血症状が原因かもしれない「冷え症」、体に起こる不調とは?専門家監修のチェックシートで「隠れ冷え症」セルフチェック!

冷え症チェックシート

 冷え性は心身のさまざまな不調の原因になりうるので、少しでも早く気付き、対策をとることが大切です。

そこで今回は、田邉先生監修のもと、冷え症かをチェックできる隠れ冷え症チェックリストを用意しました。

当てはまる項目数により冷え症の度合いが分かるので、少しでも可能性がある場合は、早めに対策することが大切です。

今回は特に貧血による冷え症かもしれない方へ簡単なチェックリストを用意しました。貧血を改善すれば冷えが改善するかもしれませんよ!

【監修者コメント】
体が冷えやすい体質を冷え性と言います。現代人は50年前の人より体温が0.5度も低下したといわれています。
それは現代社会においてデジタル化が進むことで、体を動かさなくなった、冷暖房の完備、薄着ファッションの流行、運動不足による筋力の低下などが原因です。冷え性は万病の元です。
冷えに気が付き対策することで健康で長生きできます。
また、冷え性の原因の一つとしてビタミンB12不足による貧血もあります。
貧血気味の方はその貧血を改善することで冷えをも改善できる可能性があります。
貧血は鉄分不足が多いといわれていますが、現代人の意識変化に伴う食生活の変化がもたらすビタミンB12 が原因の貧血もあります。
ビタミンB12 は食事からももちろん摂取できますが、一日の必要量を十分に摂取することは容易ではありません。
効率よくサプリメントで補うこともおススメです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

<監修者>総合内科大平医院 副院長 田邉真帆(たなべ まほ)先生

【監修者プロフィール】
■主な経歴/順天堂⼤学医学部卒業
■取得免許/家庭医療専⾨医、総合内科専⾨医
⼈間ドック専⾨医指導医、⽇本⾻粗鬆症医学会認定医
認知症サポート医、介護⽀援専⾨員(ケアマネージャー)
⽇本医師会認定産業医
■所属学会/⽇本東洋医学会所属
⽇本抗加齢医学会所属

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