スイカはなぜ「西瓜」と書くの?
2020年8月20日(木)8時0分 Jタウンネット
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年8月11日放送の「なぞの細道」のコーナーで、スイカの話題を取り上げていました。
暑くなると食べたくなるスイカですが、漢字で書くと西瓜。なぜ、西の瓜と書くのでしょうか。
スイカはもともと黄色だった?
スイカは中国から日本に伝わった、すなわち西の方から伝わったので「西の瓜」。と思ったあなた、まだまだ甘いです。
スイカは中国の西方から伝わったので「西瓜」と書くのです。ちなみにカボチャは「南瓜」と書きますが、これは中国の南、東南アジアから伝わったからなのです。
南と西の瓜は、中国が基準となっているのです。
また、スイカは赤いイメージがありますが、黄色いスイカもありますよね。
この違いは、赤いスイカはリコピンが豊富でしっかりとした甘さがあるのに対し、黄色いスイカはベータカロテンが豊富であっさりとした上品な甘さがあるのが特徴です。
昔はスイカは黄色で、遺伝的には優性が黄色で、劣性が赤。黄色と赤のスイカを掛け合わせると黄色ができるんです。
それでも赤がメジャーになったのは、赤色の味と色どりが好まれたからなのでしょう。
しかし、品種改良で最近は黄色のスイカもしっかりと甘いそうです。
(ライター:りえ160)