高校生就活、応募の決め手…2位「仕事内容」1位は?

2023年8月25日(金)10時15分 リセマム

高校生就活アンケート

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「ジンジブ」は、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes 2023」で、参加した高校生に就活アンケートを行い、2023年8月23日に結果を公開した。興味のある業界は「製造・ものづくり業界」「サービス業界」「建設・建築業界」となり、求人の多さと一致している。

 調査は、2023年7月7日〜7月21日の期間、「ジョブドラフトFes 2023」に参加した高校生を対象に12会場(広島・埼玉・仙台・北九州・千葉・名古屋・福岡・東京・兵庫・大阪・神奈川・立川)で実施した。有効回答数は、1,589人(うち就職希望814名、卒業学年かつ就職希望736名)。内訳は、1年生171名、2年生358名、3年生979名、定時制課程4年生81名。

 希望進路を就職と回答した卒業学年の高校生に、興味のある業界を聞いたところ、1位は「製造・ものづくり業界」(27.0%)となった。5・6月に開催した職業体験イベント「おしごとフェア」の参加者(全学年)の回答と比べると増えている。2位の「サービス業界」(25.1%)、3位の「建設・建築業界」(16.2%)、「商社・小売業」、「物流・運送業」も前回アンケート時よりも増えている。これらは、実際に求人が多い業界と一致しているという。一方、「IT・通信業界」「生活関連・エンタメ業界」「教育業界」などは前回より減っている。興味を持つ高校生が多い割に求人が少ないことで他業界へ変更したり、希望の業界に進むため進学などに進路希望をしていると可能性があるという。

 就職活動をどのように行うか質問をしたところ、最多は「学校に届く求人票の中から自分で探す予定」55.4%となった。5・6月に実施したアンケートと比べ「先生から紹介してもらう」の割合が増加している。実際に求人票が学校に届き、企業を探す中で先生に相談しながら求人を探す生徒の割合が増えているのには、高校に届く求人票の多さや、文字情報のみの求人票で比較することが難しいなどが考えられるという。

 職場見学に行く予定の社数を質問したところ、最多は「3社」(20.9%)で、2社以上行くと回答した割合は55.1%にのぼる。ジンジブによると、2023年4月に入社した高卒の新社会人に実際に職場見学に行った社数を聞いた時には、「1社」(43%)、「2社」(29.6%)だった。一度に企業に会える合同企業説明会に参加したことで職場見学への意欲が高まったのではないかという。

 9月に応募する企業を選ぶ決め手を質問したところ、1位は「給与」(60.9%)で、2位「仕事の内容(職種)」(53.7%)、3位「年間休日」(52.7%)、4位「働く場所の雰囲気」(50%)、5位「勤務地」(43.8%)と続く。

 また、就活や進路選択で不安なことを質問したところ、最多は「自分のやりたいことが見つかっていないこと」(43.9%)で、次に多い不安が「希望通りの進路に進めるか不安」(36.3%)となった。

 最後に、ジョブドラフトFesに参加して良い変化があったか質問したところ、74.9%が「企業選びの参考になった」と回答している。また約半数の高校生が「職種について知れた」と回答した。ジョブドラフトFesでは、高校生が直接企業と出会えて、聞く知る体験する場として、今後も高校生の職業選択のきっかけの一助となるべく今後も開催していくとしている。

リセマム

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