締め切り間近のアニメ制作現場をシルバニアファミリーで再現　手に汗握る臨場感に「修羅場でしかない」「泣ける」

　締切間近のアニメ制作現場をシルバニアファミリーで再現したという妻からのLINEが、特に同業者からの共感を呼んでいます。かわいいシルバニアファミリーの人形たちがデッドライン目前で瀕死（ひんし）状態のアニメ制作者たちを演じており、記事執筆現在までに約7万件以上の「いいね」を突破しています。
　この妻から送られてきたLINEを公開したのは、実際にアニメ制作現場で働いているXユーザーの144dpi（@144dpi1）さん。
●シルバニアファミリーで再現されたアニメ制作現場が既に修羅場
　妻がシルバニアファミリーで現場を再現した1枚目は、“見るからに作画机にしてくれと言わんばかり”の勉強机に2匹のくるみリスが向かっている様子で、「5本掛け持ちしている演出と2日家に帰ってないアニメーター」と説明しています。もうそれにしか見えない。
　ホワイトボードがある部屋で書類がぎっしり詰まったカット箱をぼうぜんとした表情で眺めているショコラウサギと、奥で長椅子に突っ伏しているもう1匹の様子には「ラッシュVを確認しながらリテイクを回す（※）制作と、奥で椅子を並べて仮眠をとる新人制作」とコメント。体力回復のためつかの間の休息を取る新人と、寝落ちするわけにはいかない先輩の鬼気迫る様子を再現しました。
　さらに、横に自動販売機が置かれたベッドで寝ているショコラウサギには「休憩室のソファで仮眠をとるデスク」、家の外にあるポストの前で電話しているくるみリスには「回収にきたがBOXに上がりが出てなくて その場で電話をかける他社の制作」と説明。体力の限界を迎えわずかな仮眠をむさぼる制作デスクと、その一方でどうにかこの死線を切り抜けようとする他社制作者の逼迫（ひっぱく）した様子が伝わってきます。臨場感すごい。
●説得力しかない再現に反響
　このリアルな現場を再現した様子には「夢のあるおもちゃで夢のない現実を描くドキュメンタリー！」とアニメ制作をシルバニアファミリーが再現するギャップに注目する声や「これ締め切り間近の修羅場ニアファミリーなのでは…」「修羅場でしかないw」「修羅場ニアファミリーかわいそかわいい泣ける」という声が到着。他にも、「全て経験済みなのでリアルさは保証します」という現場からの声も寄せられていました。